今回は、一見するとよく似ているベビーカー:ヌナ・イクサとサイベックス・メリオカーボンの違いを徹底的に比較していきたいと思います。
イクサとメリオカーボンの具体的な違いを知りたい!どっちにするかで迷っている!という方の参考になれば幸いです。
基本情報
ヌナの特徴
ヌナ:特徴
- マグネット式バックル
- ワンタッチブレーキ
- 専用レインカバー・チャイルドシートアダプター付
ヌナ(nuna)は多くの海外セレブに愛されているオランダ発のベビーギアブランド。
ヌナのベビーカーはすべて、バックルがマグネット式になっているのが特徴です。
また車輪にあるブレーキは、ロックはもちろん解除も踏むだけで行うことができる「ワンタッチブレーキ」になっています。
ロック・解除どちらも踏み込むだけでできるので、足の甲を使う必要がありません。
ヌナのベビーカーは全部で4種類ありますが、すべてに専用レインカバー・チャイルドシートアダプターが付いています。
サイベックスの特徴:ワンプルハーネス
サイベックス(CYBEX)は安全性・デザイン性・機能性が欧米で高く評価されているドイツの育児用品ブランド。
特にサイベックスのベビーカーは、走行性の良さ・持っているだけでオシャレに見えるデザイン性の高さで日本でも爆発的な人気を誇っています。
中でも機能性の高いメリオカーボン・お手頃価格のリベルが人気です。
サイベックスのベビーカーは全種類、赤ちゃんの足元にある紐を引くだけで肩・腰ベルトを調節できる「ワンプルハーネス」の技術が採用されています。
車のチャイルドシートと同じような構造で、操作しやすくなっています。
イクサ・メリオの共通点
- 両対面
- 片手で折りたためる(展開には両手が必要)
- 背面メッシュ
- トラベルシステム対応
ヌナ・イクサとサイベックス・メリオカーボンは、両対面で走行できます。
どちらも、向きを変えるときは一般的なベビーカーのようにフレーム(持ち手)を切り替えるのではなく、シート本体を差し替える構造になっています。
フレームは固定式で動かない&タイヤの向きが対面背面で変わらないため、高い耐久性・走行性が期待できます。
展開には両手が必要ですが、ベビーカーを折りたたむときは片手で操作することができ
赤ちゃんの背中はメッシュ生地になっていて通気性抜群。
チャイルドシートをベビーカーに装着することができ、車・家・外への行き来を楽にしてくれるトラベルシステムにも対応しています。
イクサ・メリオカーボン【比較表】
イクサ (IXXA) | メリオ | |
---|---|---|
対象年齢 | 新生児~体重15kg(36か月頃) | 生後1ヶ月〜3歳頃(15kg) |
座面 | 55cm | 52cm |
重さ | 6kg | 5.9kg |
サイズ | W55×D101×H108cm | W49×D82-91×H96.5-107cm |
収納時 | W55×D41×H74cm | W49cm×D54cm×H69cm |
リクライニング | フット:3段階 シート:4段階 | シート:4段階 フット:4段階 |
ハンドル高調節 | × | 〇 |
キャノピー | UPF50+ 撥水加工 上・横にメッシュ窓 | UPF50+ XXLサイズ 上にメッシュ窓×2 |
サスペンション | 全輪 | 後輪 ※前輪:エストラマー(ゴム) |
バスケット | 4.5kgまで | 5kgまで |
カラー | 3種 | 6種 |
付属品 | レインカバー カーシートアダプター | 超衝撃吸収ヘッドクッション 新生児用インレイ コンフォートインレイ |
価格 | 82,280円~ | 73,700円 |
購入する | 購入する |
以下、詳しく解説していきます!
対象年齢
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
新生児~体重15kg(36か月頃) | 生後1ヶ月〜3歳頃(15kg) |
対象年齢はどちらも15kg(3歳ごろ)までとなっていますが、
ヌナ・イクサは新生児から使用できるのに対して、サイベックス・メリオカーボンは生後1ヶ月からとなっています。
新生児から使いたい場合は、ヌナ・イクサが安心です。
座面
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
55cm | 52cm |
地面からの熱やホコリ・排気ガスなどの影響を受けにくくなる&お世話がしやすくなるため、ベビーカーの座面は高い方がいいと言われています。
床から座面までの距離はヌナ・イクサが55cm、サイベックス・メリオカーボンが52cmとなっています。
わずかですがヌナ・イクサのほうが座面が高くなっています。
重さ
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
6kg(付属品含まず) | 5.9kg(付属品含まず) |
重さに関しては、わずかな差でサイベックス・メリオカーボンのほうが軽くなっています。
しかし「付属品を含めない重さ」のため、インレイやクッションを付けるか否かで変わってきます。
サイズ
ヌナ・イクサ | メリオカーボン | |
---|---|---|
展開時 | W55×D101×H108cm | W49×D82-91×H96.5-107cm |
収納時 | W55×D41×H74cm | W49cm×D54cm×H69cm |
展開時のサイズは、ヌナ・イクサの方が全体的に大きめです。
収納(折りたたみ)時の大きさは、高さと横幅はサイベックス・メリオカーボンの方が小さいものの
ヌナ・イクサのほうが奥行きが小さく、スリムになるためコンパクトに収納しやすいです。
また折りたたみの際、メリオカーボンはハンドルをたたんで上向きにすることができる一方、
ヌナ・イクサはハンドルがそのまま地面につく形になってしまう点に注意が必要です。
ヌナ・イクサはコンパクトになるものの、外出先では気軽に折りたたみにくいかもしれません。
リクライニング
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
フット:3段階 | シート:4段階フット:4段階 | シート:4段階
赤ちゃんの足元のリクライニングは、サイベックス・メリオカーボンの方が1段階多いです。
メリオカーボンの方がより細かく足元の高さを調節できます。
ハンドル高調節
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
× | 〇 |
ヌナ・イクサはハンドルの高さを変えることができませんが、サイベックス・メリオカーボンは3段階の高さ調節が可能です。
メリオカーボンは坂道や前向き・後ろ向きなど、状況に合わせて押しやすい高さにハンドルを調節することができます。
キャノピー(帆)
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
UPF50+ 撥水加工 上・横にメッシュ窓 | UPF50+ XXLサイズ 上にメッシュ窓×2 |
キャノピー(帆)はどちらも、UVカット率が95%以上で最高値の「UPF50+」。
ヌナ・イクサは撥水加工がほどこされており、メリオカーボンはXXLサイズの大きなキャノピーとなっています。
キャノピーはどちらも大きいものの、比較するとメリオカーボンの方がやや大きく、寝ている赤ちゃんをスッポリ包み込むような形になっています。
キャノピーの窓は、ヌナ・イクサは上と横合わせて3カ所に、メリオカーボンは上2カ所についています。
サスペンション
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
全輪 | 後輪 ※前輪:エストラマー(ゴム) |
サスペンションは、ヌナ・イクサが全輪に
メリオカーボンは後輪のみですが、前輪にエストラマー(ゴム)がついており段差などの衝撃を吸収するようになっています。
サスペンション(バネ)ほどの衝撃吸収力は期待できませんが、前輪にも工夫がされています。
バスケット
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
4.5kgまで | 空間容積:約38L、積載重量:5kgまで |
バスケット(買い物かご)の耐荷重はサイベックス・メリオカーボンの方が大きく、5kgまでとなっています。
500gの差ですが、メリオカーボンの方が多く荷物を入れることができます。
カラーバリエーション
カラーバリエーションはヌナ・イクサが3種類、サイベックス・メリオカーボンが6種類となっています。
メリオカーボンの方がバリエーション豊富で、様々な色合いを楽しむことができます。
付属品
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
レインカバー カーシートアダプター | 超衝撃吸収ヘッドクッション 新生児用インレイ コンフォートインレイ |
メリオカーボンはサイベックスの中でも付属品の多さがピカイチですが、レインカバーとカーシートアダプターは別売です。
メリオカーボンの付属品はヘッドクッション・インレイと、赤ちゃんをより快適に乗せられるようなものになっています。
価格
ヌナ・イクサ | メリオカーボン |
---|---|
82,280円~ | 73,700円 |
価格は、サイベックス・メリオカーボンの方が安いです(差額8,580円~)。
ヌナ・イクサはカラーによって値段が違い、グラナイトが一番お値打ち価格となっています。
まとめ;おすすめはどっち?
- 新生児から使いたい
- 座面が高い方がいい
- できるだけコンパクトに収納したい
- レインカバー・トラベルシステムは必須
- 他の人とかぶらないベビーカーが欲しい
- ハンドルの高さを調節したい
- バスケットの容量・帆はできるだけ大きい方がいい
- 足元のリクライニングが多い方がいい
- 収納時にハンドルを床につけたくない
- ブラック・グレー以外の色がいい
ヌナ・イクサはレインカバーとカーシートアダプターが標準装備のため、雨の日に出かける機会がある方やトラベルシステムを利用する方にもってこいのベビーカーです。
またサイベックスほど知名度が高くないため、他の人とかぶりにくい点もメリットです。
一方、サイベックス・メリオカーボンは収納時にハンドルが床につかない構造になっているため、外出先でも気軽に折りたたむことができ
カラーバリエーションが多く様々な色を楽しめ、ユーザーが多く評価も高い!という安心感があります。
価格がヌナ・イクサよりも安く、手に入れやすい点も大きなメリットです。
それぞれ違った魅力をもつ両者のベビーカー。
ベビーカーを選ぶ上で譲れない点を絞るなど、自分なりに条件に優先順位をつけると決断しやすいかと思います。
スペックをよく見比べて、それぞれのご家庭に一番合ったベビーカーを選んでみてください!
以上、”ヌナ・イクサとサイベックス・メリオカーボンの比較・まとめ”でした。
ご覧いただきありがとうございました!
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