ドライヤーの音が、いつもとなんだか違うような気がしたある日の夜。
気にせずそのまま使おうとすると、突然風が出なくなりました。
スイッチを入れると、弱くくぐもった「ウォーン…」という音と焦げくさい香り。
何かがとれてしまったのか、ドライヤーを振るとカラカラと音がします。

これは完全に壊れてしまった…。
分解して直す自信もなく、おとなしく買い替えることにしました。
たくさんのドライヤーが出回っている中で迷いに迷い、購入したのはパナソニックの「ナノケア EH-NA0G」。


今回は、このドライヤーを選んだ理由とレビューをまとめたいと思います。



ドライヤー選びに迷っている方の参考になれば幸いです!
ドライヤーを選ぶ基準
今まで使っていたドライヤーはパナソニックの製品(2017年製のEH-CNA98(2016年発売))でした。
使用開始から約6年。寿命が来てしまったようです。
しかし、最初からパナソニックの製品に買い替えようと決めていたわけではありません。
むしろ、せっかく買い替えるので他のメーカーのドライヤーにしてもいいなと思い
今のおすすめ・トレンドのドライヤーを一通り調べてみることにしました。
ドライヤーを選ぶにあたって、我が家が重視するポイントは以下の3点。
- できるだけ速く乾かしたい(時短)
- できるだけ髪にいい・髪のケアができるもの
- できるだけシンプル(余計な付属品・機能がない)
子育て中なので、とにかく速く乾かせるのは重要なポイントです。
そして、できれば乾かしながら髪のケアもしたい。
だけども付属品や機能がガチャガチャついていても結局使わないので、シンプルなものがいい。
これらのポイントに当てはまるなら、少々値段が張ってもいい!という考えでドライヤーを探しました。



ドライヤーは毎日使うものなので、多少高くても良いものを使いたいと思っております。
そして、候補にあがったのが「リファ」「レプロナイザー」「ダイソン」「パナソニック」でした。
リファ・レプロナイザー・ダイソン・パナソニック
おすすめのドライヤーとしてよくあげられていたのが「リファ」「レプロナイザー」「ダイソン」「パナソニック」の4種。










ネットで検索したり、家電量販店の店員さんに直接話を聞いたりして、それぞれの特徴・気になる点をまとめてみました。
- リファ:デザイン性・機能は良いけど高い(43,000円)。使用から2年ほどで壊れた、というレビューが多い。
- レプロナイザー:とにかく高い(57,200円)。その割に他のドライヤーと大差ない、というレビューがちらほら。
- ダイソン:画期的なデザイン。風量がとても強いが、その他の技術はイマイチな印象。
- パナソニック:4種の中では最安。性能と値段のバランスが一番とれている。耐久性も信頼できる。
ダイソンはデザインがかっこよくて惹かれたのですが、風量以外のヘアケア機能が他と比べてパッとしなかったため、早々に候補から外れました。
リファ・レプロナイザー・パナソニックで迷いましたが、リファはすぐ壊れるというレビューが多く、レプロナイザーは値段の割に大差ないというレビューがあり
パナソニックが一番値段と性能のバランスがとれているなと思い、パナソニックに決めました。



性能が良くてもすぐ壊れてしまっては困ります。
今まで使っていたパナソニックのドライヤーには特に不満がなく、耐久性が信頼できるのも大きなポイントでした。
※今回はドライヤーが壊れて手元に代わりがなかっため、すぐに新しいものを購入してしまったのですが
時間があればレンタルして実際に試してみてから買いたかったのが本音です。
高級家電はレンタルで試してみて、効果を実感してから購入すると間違いないと思います。



「ゲオ」は超高価なリファやレプロナイザーもレンタルしています。余裕があればレンタルして使ってみたかった…。
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パナソニック ドライヤー比較
パナソニック機種・値段ごとの大きな違い
パナソニックにはいろいろな種類のドライヤーがありますが、大きな違いはイオン技術の違い。





ざっとまとめてみると以下のようなかんじです!
- マイナスイオン ⇒ 髪の表面をコーティング
- ナノイー ⇒ 水分量の多いマイナスイオン。髪の内部まで浸透
- 高浸透ナノイー ⇒ さらに髪の内側まで入り込みやすくしたナノイー
だいたい1万円以下の商品は「マイナスイオン」のみ。
1万円以上の商品には「ナノイー」が搭載されています。
今まで使っていたドライヤーも「ナノイー」が搭載されており、使用感が良かったので、同じような機種に買い替えようと思いました。
ナノイー搭載商品:型番ごとの違い
現在販売されているナノイー搭載ドライヤーは以下の3種類。






型番ごとの大きな違いは以下のとおりです。
- EH-NA9G ⇒ 定番・売れ筋の標準タイプ。
- EH-NA9F ⇒ 海外でも使えるタイプ。風量は1.1㎥/分と弱くなる(EH-NA9Gは1.3㎥/分)。
- EH-NA2J ⇒ コンパクトタイプ。細かいモードがなく、風の強弱&冷風のみのシンプル仕様。
我が家の場合、海外に持って行く機会はそうそうないし、家に置きっぱなしにする予定なのでコンパクトでなくてもいい。
ということで定番モデルEH-NA9Gを買うつもりでいたのですが、「高浸透ナノイー」という最新技術を使った上位機種も気になり始めました。
NA0J・NA0G・NA9G徹底比較(ナノイーか、高浸透ナノイーか)
![]() ![]() EH-NA0J | ![]() ![]() EH-NA0G | ![]() ![]() EH-NA9G | |
---|---|---|---|
発売日 | 22年9月 | 21年9月 | 21年9月 |
風量 | 1.6㎥/分 | 1.5㎥/分 | 1.3㎥/分 |
温風温度 | 約95℃ | 約125℃ | 約125℃ |
本体質量 | 約550g | 約595g | 約575g |
サイズ | 22.1×14.8×7.4cm | 22.4×21.6×8.9cm | 22.8×21.4×9.2cm |
機能 | スマートセンシング | 高浸透ナノイー高浸透ナノイー | ナノイー |
価格 | 38,610円 | 31,680円 | 21,780円 |
購入する | 購入する | 購入する |
高浸透ナノイーが搭載されているのは、「EH-NA0G」と「EH-NA0J」。
値段は3万円越えで、定番モデルのEH-NA9Gとは1万円程度の差があります。
上位機種の方が風量が若干強くなっている、などの違いもありますが
一番の差はやはり「ナノイー」か、「高浸透ナノイー」か、という違い。
ここに1万円の差が生まれているわけです。



新技術「高浸透ナノイー」に1万円多く払う価値があるのか?!というのがドライヤーを決める上でのポイントになります。


普通のナノイーに比べて高浸透ナノイーは髪の水分量が1.9倍になるというのです。



よりしっとりなめらか・まとまりのある髪が期待できます。
正直、1.9倍という数字は微妙かなぁとも思いましたが、今まで使っていたドライヤーは「ナノイー」搭載タイプ。
せっかく買い替えるなら、最新機能の「高浸透ナノイー」を試してみようじゃないか!ということで
上位機種を選ぶことにしました。
NA0Jか、NA0Gか。
最後に迷ったのが、最新機種の「EH-NA0J」にするか、型落ち機種の「EH-NA0G」にするか、でした。


スペックや口コミを比べたり、店舗に行って実物を見たりして、実際に買ったのは「EH-NA0G」でした。



決断に至ったポイントは以下のとおりです。
- 高浸透ナノイーの技術に大きな変化はない
- 風量はNA0Jの方が若干強いが、その差は0.1㎥/分だけ
- NA0Jはコンパクトだけど折りたためない
- NA0Jは温風温度が低めで、髪が乾くまでに時間がかかるという口コミもある
最新機種NA0Jの最大の特徴は、「コンパクトさ」です。
横幅がとても小さくなっており、折りたたんだNA0Gよりも小さく場所をとらない!のですが
折りたためないので、個人的に少しまとまりが悪く感じました。



NA0Jは全体的にコンパクトとはいえ、収納するときに柄が邪魔になりそうな気がしました。


あとは、ほぼ知識のない段階で家電量販店でNA0Jを初めて見たときに
”少し安っぽいな””すぐ壊れそう”と感じてしまったのも、NA0Gを選んだ理由のひとつです。



かなり個人的な意見ですが、NA0Gの方がデザイン的に好きだったこともあり、「EH-NA0G」を選びました。
EH-NA0Gレビュー(EH-NA9Gとの比較)


今まで使っていたパナソニックのナノケアEH-CNA98は、
- 風量:1.3㎥/min
- 温風温度:約125℃
- 質量本体:約575g
と、EH-NA9Gと同じスペックです。
今回は上位機種に買い替えたので、違いがわかるかな、とワクワクしながら使ってみました。



現在販売中のEH-NA9Gとスペックが同じドライヤーからの買い替えなので、使用感の違いなどが気になる方は参考になさってください!
風量の違いが体感でわかる
NA0Gは風量が1.5㎥/min。風量1.3㎥/minのドライヤーからの買い替えで、0.2㎥/minの差はいかほどかと思いましたが、しっかり違いを感じました。



ワンランクアップした風量!
慣れた今は気にならなくなりましたが、最初は風が耳に当たると鼓膜が少し痛かったです^^;
風量2.4㎥/minのダイソンはどれだけ強い風なんだろうか…(゚Д゚)
重さに大きな差は感じない
NA0Gの本体の重さは約595g。今までのドライヤーは約575gだったので、約20g増えたわけです。
しかし、重たくなったようには感じませんでした。
全体的に少し小さくなったような気がする
今まで使っていたEH-CNA98本体の寸法は「高さ22.8×幅21×奥行8.9cm」で、NA0Gとほぼ同じです。
しかし、色の違いからなのか、全体的にNA0Gの方が少し小さくスタイリッシュなったように感じました。



上位機種のNA0G・NA0Jにだけ「ダークネイビー」の色味があり、ほぼ黒に近いシックな色になっています。
美容院で使われているドライヤーみたいでなかなかカッコイイです。
しっとりまとまる
そして、重要なのが「高浸透ナノイー」に本当に効果があるのか?!という点。
なんと!ドライヤーを使ったあと、髪全体がしっとりしている感覚がちゃんと味わえました!



半信半疑で使いましたが、しっとり感がありました!
どうやら高浸透ナノイーにちゃんと効果はあるみたいです。
今まではドライヤー前に洗い流さないトリートメントをつけていたのですが、EH-NA0Gを使うようになってからはトリートメントをつけなくても良い感じにまとまるようになりました。
仕上がりは少しぺったり
しっとり乾かせるのですが、悪く言えば髪の毛全体が少しぺったりした感覚になります。
雨の日の髪の毛、とまではいきませんが、それに近い感じです。



髪の毛全体にうるおいを与えるので、当たり前かもしれません。普段から髪の毛が重くなりやすい、という人には向いていないかも。
反面、カラーや紫外線などのダメージで髪がパサつきやすい人にはかなりおすすめです!
まとめ
いかがだったでしょうか。
たかがドライヤー、されどドライヤー。
価格も機能もピンキリで、こだわり始めると検索の沼にハマってしまうアイテムだと思います。
私もかなり迷いましたが、
- 機能と値段のバランス(コスパ)
- シンプルイズベスト
- 耐久性への信頼感
がポイントになって、最終的にパナソニックのEH-NA0Gを購入するに至りました。
そしてしっかり効果を感じることができたので、良い買い物ができたと満足しています。
毎日使うアイテムなので、できるだけ良い性能のドライヤーを使いたい!と思っている方には特におすすめできる商品です。



ちなみに、パナソニックのドライヤーは家電量販店では「メーカー指定価格」となっており、価格交渉ができません。
ポイントバックで家電量販店より実質安く買え、しかも長期保証つき&翌日配送可能、ということで
私は楽天市場で購入しました。


以上、パナソニック ナノケアEH-NA0Gを選ぶまでの道のり&レビューでした。



ご覧いただきありがとうございました!
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