電動の鼻吸い器、といえば真っ先に名があがるのが「メルシーポット」ですが、メルシーポットには”お手入れが面倒”という欠点があり
その欠点を克服する商品として、ピジョン・シュポットのようにチューブに鼻水が入り込まない鼻吸い器が開発されてきています。
そんな中、suupy(スーピー)は2022年12月21日に販売が開始された比較的新しい電動鼻水吸引器で
お手入れが楽&コードレスで使えるという、使い勝手のいい商品になっています。
しかし、細かく見ていくと、違いはそこだけにとどまりません。
そこで、今回は「メルシーポットS-504」と「suupy(スーピー)」の違いを口コミを含めて徹底的に比較していきます。
メルシーポットとsuupyの具体的な違いが知りたい!どっちにしようか迷っている!という方の参考になれば幸いです。
メルシーポット・suupy【比較表】
まず始めに、基本情報を表で比較します。
メルシーポットS-504 | suupy(スーピー) | |
---|---|---|
サイズ | 約224×90×143mm | 約70×70×230mm |
重さ | (付属品含む総重量は1.02kg) | 約800g約500g |
吸引圧力 | -83kPa±10% | -50kPa±15% |
吸引流量 | 12L/min±20% | 14L/min±15% |
音の大きさ | 50dB以下 | 51dB程度 |
操作 | 〇 | ◎ |
お手入れ | 〇 | ◎ |
価格 | 10,890円※1 | 13,000円 |
購入する | 購入する |
- 価格:2023年11月現在
- 1:ボンジュール・チューブホルダー含む「パーフェクトセット」
suupyの特徴
suupy(スーピー)は、「本体で直接吸引」「チューブをつけて吸引」の2通りの方法で鼻水を吸引することができます。
ACアダプター(コンセント)だけでなく、電池も使えて持ち運びやすい点が最大のメリットです。
メルシーポットやピジョンなどの電動鼻水吸引器はコンセントが必要ですが、suupyはコードレスで使えます。
ただし、使用できる電池は「6LR61(006P)9V角型乾電池」で本体とは別売となっており、普通の単三・単四電池などは使えない点に注意が必要です。
コードレスで使用するためには別売の専用電池が必要ですが、楽天市場のsuupy公式販売店「TOKIO Lab Web Shop」では期間限定で電池と充電器が一緒についてきます!
サイズ(大きさ)・重さ
サイズは、メルシーポットが約224×90×143mm、suupyが約70×70×230mm。
重さはメルシーポットが約800g(付属品含む総重量は1.02kg)、suupyが 約500gとなっています。
suupyの方が小型・軽量ですが、縦の長さはメルシーポットの横幅より大きく、大きさ・重さともに”500mlのペットボトルと同じくらい”となっています。
吸引圧力・吸引流量
メルシーポット | suupy | |
---|---|---|
吸引圧力 | -83kPa±10% | -50kPa±15% |
吸引流量 | 12L/min±20% | 14L/min±15% |
吸引圧力は、メルシーポットが-83kPa±10%、suupyが-50kPa±15%。
吸引流量は、メルシーポットが12L/min±20%、suupyが14L/min±15%となっています。
吸引圧力はメルシーポット、吸引流量はsuupyの方が勝ります。
音の大きさ
音の大きさは、メルシーポットが50dB以下なのに対して、suupyは51dB程度となっています。
”50dB”は、間近で聞くエアコンの室外機程度の音の大きさです。
音の大きさにはほとんど差がありません。
操作のしやすさ
基本の使い方
メルシーポットはチューブの中に鼻水がくっつかないように使い始めと使い終わりに水を通す必要があります。※上の図参照
一方、suupyはスイッチを入れてすぐに吸引が始められるため、操作が簡単です。
メルシーポットを使うときは、本体のほかに水を入れたコップなどを用意する必要があります。
吸引力の調節方法
メルシーポットは吸引ノズルの近くにあるクリップで圧力を操作し、吸引力を調節することができます。
一方suupyはスイッチのON/OFFのみの操作で、吸引力を調節する機能はついていません。
メルシーポットは鼻水を吸引しながら手元で吸引力の微調節をすることができます。
お手入れ
メルシーポットは使用後に洗う部品の数がなかなか多いのがデメリット。
そして、高温により変形するため、食洗機・乾燥機・電子レンジ・熱湯などでの洗浄・消毒はできません。
一方、suupyはチューブに鼻水が入らないので、キャッチャー部分だけを洗浄すればよく、お手入れがとても簡単です。
食洗機・薬液・煮沸での洗浄・消毒もできます。
お手入れのしやすさはsuupyの圧勝です。小さな穴も洗浄できるように、本体と一緒に専用ブラシもついてきます。
価格
メルシーポット | suupy |
---|---|
10,890円 | 13,000円 |
メルシーポットは10,890円(ボンジュール・チューブホルダー込み)・suupyは13,000円となっています。※2023年11月現在
メルシーポットの方が安く手に入れることができます。
収納
鼻水吸引器を収納するときに意外と困るのが、チューブの存在です。
そのまま置いておこうとすると、ダラーンと落ちてノズルの先端が床や壁についてしまう、なんてことがよくあります。
メルシーポットは本体の付属品に「チューブホルダー」があり、好きな場所に張り付けられるようになっています。
一方suupyには収納バッグがついていて、チューブやコンセントを本体と一緒にまとめられるようになっています。
メルシーポットのチューブホルダーは付属品(オプション)なので、単品の製品にはついていません!ご注意ください。
吸引ノズルの違い
メルシーポットの通常ノズルは鼻の穴にぴったりフィットする構造になっています。
また、先端が細長い「ボンジュールプラス」という付属品(オプション)があり、新生児の小さな鼻にも使いやすく、鼻の奥の鼻水も吸引しやすいです。
ボンジュールプラスはメルシーポット単品にはついていないオプションの付属品ですが、持っておいた方がいい一品です!
鼻の奥に詰まった鼻水もしっかり吸うことができます。
一方suupyのノズルにはスリットが入っていて、鼻の穴を完全に密閉しづらい構造になっています。
ノズルのサイズはM・Lの2つで、Mサイズの使用目安は0ヶ月~3歳ごろ、Lサイズは3歳〜大人までです。
suupyにはロングノズルがありません。スリット入りのノズルは、あえて完全に鼻の穴に密着しないようにすることで耳への負担を和らげる目的があります。
口コミ
メルシーポットとsuupyの、Amazonや楽天市場での口コミをざっくりとまとめます。
- とにかく鼻水がよく吸える!
- 思ったより音が大きくない
- お手入れが手間
- 音が気になる
- コードレスで便利!
- 吸引力がある
- お手入れが簡単
- 音が気になる
- 奥の鼻水は吸えない
- チューブに逆流する
高評価の口コミでは、双方とも「鼻水がよく吸える!」「早く持っておけばよかった!」という声が多く
加えて、suupyには「洗う部品が少なくお手入れが楽」という口コミがありました。
メルシーポットは大人に使っている方も多く、「感動した!」という声がありました。
一方低評価の口コミでは、どちらも「吸引音が気になる」という声が多く、
メルシーポットは「(特にチューブの)お手入れが大変」、suupyは「奥の鼻水や粘度のある鼻水は吸いにくい」「チューブに逆流してしまう」という声もありました。
suupyはチューブに鼻水が入りにくい設計になっていますが、吸引したあと放置すると逆流する原因になるため注意が必要です。
また、吸引力については”メルシーポットと比較するとsuupyの方が弱い”という意見が多かったです。
おすすめはどっち?
以上の情報から、それぞれのおすすめをまとめました。
- 吸引力が強い方がいい
- 鼻の奥・粘度が高い鼻水もしっかり吸いたい
- 手元で吸引力の微調節がしたい
- コードレスで使いたい
- 持ち運びやすい方がいい
- お手入れが簡単な方がいい
- コンパクトに収納したい
メルシーポットは洗うパーツが多くお手入れが面倒な点と、鼻水の吸引前後に水を通す必要がある点がデメリットですが
- 吸引力が強く、粘り気のある鼻水でもとれやすい
- 細長いノズルで鼻奥の鼻水もしっかりとれる
- 鼻水を吸いながら、手元で吸引力の微調節ができる
という点が大きなメリットです。
一方suupyは吸引ノズルが短いため奥の粘っこい鼻水が吸いにくい点と、メルシーポットよりも高価な点がデメリットですが
- 専用電池があればコードレスで使える
- 500mlペットボトルと同じくらいの大きさ・重さで持ち運びやすい
- 洗うパーツが少なく、お手入れが楽
- 場所をとらず、収納バッグがついていてコンパクトに収納できる
という点が大きなメリットです。
楽天市場では、期間限定で専用電池・充電器がついてきます!※予告なく内容が変更・終了することがあります。
まとめ
電動鼻吸い器の王道・メルシーポットと、新星・suupy(スーピー)。
ざっくりとまとめると、吸引力が第一ならメルシーポット、使い勝手を重視するならsuupyがおすすめです。
スペックをよく比較して、ご家庭に一番合った商品を選んでみてください。
- 吸引力が強い方がいい
- 鼻の奥・粘度が高い鼻水もしっかり吸いたい
- 手元で吸引力の微調節がしたい
- コードレスで使いたい
- 持ち運びやすい方がいい
- お手入れが簡単な方がいい
- コンパクトに収納したい
以上、メルシーポットS-504とsuupyの違い比較・まとめでした。
ご覧いただきありがとうございました!
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