妊活・妊娠といえば、摂っておいた方がいいよ~と言われる「葉酸サプリ」。
厚生労働省が積極的に摂取を推奨する、唯一のサプリメントといっても過言ではありません。
厚生労働省が勧めるくらいなら…と、私も例に漏れず妊活中から葉酸サプリを使用しています。
1人目の妊活中から今までの約4年間、数種類の葉酸サプリメントを飲んできたので
それぞれを選んだポイントを紹介するとともに
1つ1つのサプリメントをレビューしていきたいと思います。
葉酸サプリ、なぜ必要?
まずは基本に戻って、なぜ妊娠中に葉酸が必要なのか。
しっかり調べてみることにしました。
厚生労働省のページによると…
【葉酸と神経管閉鎖障害発症の予防】
神経管閉鎖障害とは、胎児の神経管ができる時(受胎後およそ 28 日)に上手くつながらない先天性異常で、無脳症・二分脊椎・髄膜瘤などがあります。
多くの場合、妊娠を知るのは神経管ができる時期よりも遅いため、妊娠に気づく前の段階から葉酸を十分に摂取していることが大切です。
この時期に葉酸のサプリメントを摂取することにより、神経管閉鎖障害のリスクが低減することが数多くの研究で明らかになっています。
神経管閉鎖障害を予防するためには、通常の食事に加えて、サプリメントや食品中に強化される葉酸として 400μg/日摂取することが望まれると日本人の食事摂取基準で示されています。
サプリメントや食品中で強化される葉酸(狭義の葉酸)は、化学名をプテロイルモノグルタミン酸といい、グルタミン酸が一つ結合した構造を持ちます。
一方、通常の食品中に存在する葉酸(食事性葉酸)は、複数のグルタミン酸が結合したポリグルタミン酸型として存在します。
食事性葉酸の生体利用率は狭義の葉酸に比べ低いため、生体利用率の高い狭義の葉酸として摂取するように推奨されています。
(中略)
過剰摂取により、健康障害を引き起こす可能性がありますので、サプリメントや強化食品から 30~64 歳は 1,000μg/日、その他の年齢区分では 900μg/日を超える葉酸を摂取すべきではありません。
R3.3 厚生労働省:妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 解説要項より
要点を簡単にまとめると
- 神経管閉鎖障害は約6wの時点で神経がうまくつながらないことで起こり、この時期に葉酸のサプリメントを摂取することでリスクが減る
- 神経管ができるタイミングは早いので、妊娠に気づく前の段階から葉酸を十分に摂ることが大切
- サプリメントの葉酸はモノグルタミン酸型、食事から摂れる葉酸はポリグルタミン酸型で、モノグルタミン酸型の方が体内で利用されやすい⇒サプリメントから摂取するように推奨されている
- サプリメントから摂る葉酸の推奨量は400μg/日
- 過剰摂取で健康障害が起こる可能性があるので、900μg/日を超える葉酸は摂取しない
赤ちゃんの先天性異常を予防するために、妊活中から400~900μg/日の葉酸をサプリメントで摂ることが大切
ということがわかります。
これを踏まえて、葉酸サプリを選びました。
葉酸サプリレビュー
それでは、今までに使ってきた葉酸サプリを比較レビューしていきたいと思います。
ベルタ
1日の錠数 | 4粒 |
葉酸含有量 | モノグルタミン酸型;480μg |
補足成分 | 鉄23.2mg・カルシウム264mg・亜鉛・ビタミンD, E, B6、野菜、アミノ酸、美容成分 |
添加物 | 合成着色料・香料・保存料、他10種の添加物不使用 |
価格 | 5,980円/30日分(最安3,480円/30日分) |
検索で上位に出てくるサプリ。
定期購入で買っていたので、費用は月4,000円弱。
知名度が高いことに安心感があり、補足成分も充実していることから
1人目の妊活中や妊娠時はずっとこのサプリを使っていました。
味や飲み込みに特に違和感がなく、続けやすいです。
ミテテ
1日の錠数 | 4粒 |
葉酸含有量 | モノグルタミン酸型;400μg |
補足成分 | 鉄15mg・カルシウム200mg・ミネラル4種・ビタミン8種 |
添加物 | 合成着色料・香料・保存料 不使用 |
価格 | 1,944円/30日分(最安1,404円/30日分) |
費用は月2,000円弱。
2人目妊活の時は、当初はベルタを使用していましたが
途中からコスパを重視し、ミテテの葉酸サプリも使い始めました。
味・匂いは特に気にならず、飲みにくさもなし。
一時、期限が近いものがアウトレットとして売られており
月980円ほどで買えることもありました。
ベルタに比べると格段に安いのがとにかく助かります!
ディアナチュラ
1日の錠数 | 2粒 |
葉酸含有量 | 480μg |
補足成分 | 鉄15mg・カルシウム90mg・ビタミン5種・乳酸菌 |
添加物 | デンプングリコール酸Na・ステアリン酸Ca・プルラン(増粘安定剤)、セラック(光沢剤) |
価格 | 972円/60日分(486円/30日分) |
さらにコスパを追い求めて、ディアナチュラも使ってみました。
ベルタやミテテに比べると少なめですが、補足成分も入っています。
1日に必要な錠数が2錠と少なく済むのも嬉しい点。
厚生労働省のページには、葉酸に関して「モノグルタミン酸型がいい」と記載があり
ベルタやミテテにはしっかり「モノグルタミン酸型」と書いてありますが
ディアナチュラには特に記載がありません。
しかし、同じく厚生省のページに「サプリメントの葉酸=モノグルタミン酸型」と書いてあるし
とりあえず1日400μgの推奨量がとれればいいか
とゆるく考えることにしました。
また、「無添加」などの文言はなく
原材料をよくよく調べると増粘安定剤と光沢剤が入っていましたが
添加物に関しては”無ければ嬉しい”、というくらいで
あまり気にならない性分なので、良しとしています。
DHC
1日の錠数 | 1粒 |
葉酸含有量 | 400μg |
補足成分 | ビタミン3種 |
添加物 | 麦芽糖(甘味料)、ショ糖脂肪酸エステル(乳化剤) |
価格 | 258円/30日分 |
DHCのサプリも使用しました。
私の近辺で手に入る葉酸サプリメントの中で、1番最安値です。
1日1粒でいいのでとても楽ですが、少なすぎて逆に不安が残ります^^;
他の製品は錠剤の色が灰色に近いですが、DHCの葉酸はオレンジ色の粒なのが特徴。
味や匂い、飲みにくさも特になし。
DHCにも、「モノグルタミン酸型」や「無添加」の記載は特にありません。
推奨量分の葉酸はこのサプリでしっかり摂ることができますが
2人目の妊活が長引き
後半からこのDHCを多用し、妊娠後もそのまま続けていたところ
補足成分がビタミンのみだったためか、妊娠初期から貧血になってしまいました。
ベルタのみを使用していた1人目の妊娠時には貧血にならなかったので
DHCを使う場合は、鉄分サプリを追加で飲むなど、自分なりにバランスを補う必要があるかもしれません。
補足;候補に上がったけど飲まなかったサプリ「エレビット」
1日の錠数 | 3粒 |
葉酸含有量 | 800μg |
補足成分 | 鉄21.5mg・カルシウム125mg、他ビタミン・ミネラル15種 |
添加物 | 香料・保存料 不使用 |
価格 | 4,500円/30日分(最安4,275円/30日分) |
「製薬会社」が作っており、「産婦人科医推奨」という文句に惹かれましたが
葉酸の含有量が多い点に不安を感じ
価格も高いため断念しました。
もう少し手を出しやすい価格帯にしてくれれば良いのですが…。
お試し価格の商品などが出たら、1度使ってみたいなと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
サプリメントは、飲んでいても目に見えて身体が変わるわけではなく、はっきりとした効果を感じにくいため
納得して商品を選ぶためには
有効成分の含有量、価格、添加物の有無など
自分が求める項目をしっかりおさえることが大切だと思います。
たくさんあるサプリメントの中から、皆さんが1番最適な商品を選択する際に
今回の記事が少しでもお役にたてば嬉しいです!
ご覧いただきありがとうございました!
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