子供乗せ電動自転車の中でも人気が高い、パナソニック(Panasonic)のギュットクルームやギュットアニーズ。
後ろ乗せチャイルドシートだけが付いているモデルを買ったけど、子どもが増えたので前乗せを後付けしたい!という方のために
パナソニックのギュットシリーズに対応する前用の後付けチャイルドシートをまとめ、違いを比較ました。
純正品とOGKチャイルドシートの違いについてもまとめています。
前用の後付けチャイルドシートについて、どれにしようか迷っている!という方の参考になれば幸いです。
パナソニック・前乗せ後付けチャイルドシート【比較表】
パナソニック・ギュットシリーズの前乗せ・後付けチャイルドシートは全部で4種類あります。
カジュアルチャイルドシート:NCD470 | チャイルドシート:NCD467他 | リールベルト付きチャイルドシート:NCD481 | クルームフロントシート:NCD489S他 | |
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対応機種 | ギュット・クルームR・EX/R・DX ギュット・アニーズ・DX/DX・26 | ギュット・クルームR・EX/R・DX ギュット・アニーズ・DX/DX・26 ビビ・EX/DX/MX シナモン・JP・ツインロック | ギュット・クルームR・EX/R・DX ギュット・アニーズ・DX/DX・26 | ギュット・クルームF・DX/R・EX/R・DX ※BE-FHD031、BE-FRE033、BE-FRD033(2023年12月)以降のモデル対象 |
対象年齢 | 年齢1歳(12ヶ月)以上4歳(48ヶ月)未満 体重15kg以下で身長100cm以下 (個人差あり) | 年齢1歳(12ヶ月)以上4歳(48ヶ月)未満 体重15kg以下で身長100cm以下 (個人差あり) | 年齢1歳(12ヶ月)以上4歳(48ヶ月)未満 体重15kg以下で身長100cm以下 (個人差あり) | 年齢1歳(12ヶ月)以上4歳(48ヶ月)未満 体重8kg以上15kg以下 身長70cm以上100cm以下 (個人差あり) ※乗車は2歳(24ヶ月)からの使用推奨 |
重さ | 約2.4kg | 約3.4kg | 約4.2kg | 記載なし |
部品の数 | 7個 | 12個 | 12個 | 不明 |
ハンドルの形 | T型 | ループ型 | ループ型 | T型 |
ヘッドレスト | 固定 | 可動 | 可動 | 可動 |
ステップ | 3段階 | 3段階 | 2段階 | 記載なし |
カラー | ブラック | NCD467(ブラック) NCD468(ブラウン) NCD482(ホワイトグレー×ブラウン) | ブラック | NCD489S(チャコールグレー) NCD490S(ライトグレー) |
価格 | 13,070円 | 16,030円 | 21,780円 | 35,200円 |
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カジュアルチャイルドシート:NCD470
パナソニック・ギュットシリーズに後付けできる前乗せチャイルドシートの中で一番安いモデル。
ヘッドレストは固定されているため微調節することができませんが、一番軽く無駄のない作りになっています。
また、部品の数が少ないため自分でも比較的簡単に取り付けることができます。
特にこだわりがなく、最低限のチャイルドシートでいい!という方に向いています。
チャイルドシート:NCD467・NCD468・NCD482
スタンダードなチャイルドシート。
NCD467(ブラック)・NCD468(ブラウン)・NCD482(ホワイトグレー×ブラウン)と3色のカラー展開があり、
カジュアルチャイルドシート(NCD470)に比べてシート全体に厚みがあり、よりしっかりした作りになっています。
全体的に厚みが増している分、NCD470より1kgほど重たくなっています。ヘッドレストは可動式で、子どもの成長に合わせて微調節することができます。
また、カジュアルチャイルドシート(NCD470)はハンドルに中心部の部品(セーフティーロック)で固定する仕組みになっている一方で、
NCD467は専用の取付部品に本体を差し込んで固定する仕組みになっており、より頑丈に取り付けられるようになっています。
リールベルト付きチャイルドシート:NCD481
ベルトが自動巻取り式になっていて、ワンタッチで簡単にベルト調節することができるチャイルドシート。
NCD467に比べて、頭まわり(ヘッドレスト)が幅広い&足の外側もガードできるようになっており、その分800gほど重くなっています。
NCD470、NCD467はステップが3段階調節できる一方で、NCD481は2段階調節となっています。
NCD467と同じく、ヘッドレストは動かして微調節することができます。
クルームフロントシート:NCD489S・NCD490S
2023年12月に新発売となった前乗せチャイルドシート。
ギュットクルームに装備されているチャイルドシートと同じく、コンビと共同開発されたチャイルドシートの後付けモデルとなっています。
サンシェードが付いているのが一番の特徴で、取り外して洗濯できるヘッドカバー・ベルトカバーも付いています。
対応機種は”2023年12月以降のモデル”という点に注意が必要です。
こちらもチャイルドシートもヘッドレストは可動式になっています。
OGKのチャイルドシートとの違い
NCD470、NCD467、NCD481はOGKのチャイルドシートを利用して製造されています。
それぞれのチャイルドシートに対応するOGKチャイルドシートの品番は以下の通りです。
対応するOGKチャイルドシート
以下、それぞれの違いを具体的に見ていきます!
ロゴの違い
パナソニック純正品のチャイルドシートは、チャイルドシートの背面部分・バックルのロゴが”Panasonic”になっています。
純正品であっても背面にはOGKのロゴがあり、足元裏側にある品番シールにはOGKの品番が記載されています。
カラーバリエーションの違い
純正品(NCD~)のチャイルドシートはシンプルな色味のみですが、OGK(FBC~)のチャイルドシートはカラーバリエーションが豊富です。
※NCD469(ホワイトグレー)は、2023年12月現在売り切れとなっています。
NCD467(純正品)の”ブラウン”は内側が黒・外側が茶色なのに対して、FBC-011DX3(OGK)の”ブラックこげ茶”は内側が茶色・外側が黒になっています。
部品構成の違い
またパナソニックの公式サイトでは、OGKのチャイルドシートと純正品の違いについて以下のように説明されています。
よくあるご質問 – Panasonic
- OGKで同じ形状のチャイルドシート(後付けタイプ)がありますが、パナソニック品番のものと何が違いますか?パナソニックの自転車に取り付けはできますか?
パナソニック品番を設定しているチャイルドシートには、当社製自転車に取り付けする為の部品が含まれています。 従いまして、OGK様のチャイルドシートのみでは、正しく車体に取り付けられない可能性がございますので、パナソニック品番のチャイルドシートをご購入下さい。
※なお、どのチャイルドシートがお客様の自転車に取付可能かは、お持ちの自転車の取扱説明書のオプション設定をご確認ください。
※オプション設定されていないチャイルドシートを取り付けた場合、メーカー保証や損害補償の対象外になる場合がございます。
これによると、純正品のチャイルドシートにはパナソニックの自転車に正しく取り付けるための部品が追加されているものがあり、
OGKのチャイルドシートを使用した場合メーカー保証や損害補償の対象外になる可能性がある、ということが分かります。
それぞれの部品構成を調べてみると、NCD470だけOGKのチャイルドシート(FBC-015DX)にはない部品が追加されていました。
赤丸で囲んだ部品が純正品(NCD470)のみに含まれる部品です。
NCD467・NCD481に関しては、OGKの製品と部品構成がまったく同じでした。
保証・保険
チャイルドシート本体のメーカー保証はどちらとも原則1年間(OGKは購入後アンケートに答えることで3年間に延長可(2023年12月現在))。
万が一事故にあった場合の保険については、パナソニックは死亡後遺障害保険が200万円・入院保険金額が3,000円/日
OGKが死亡後遺障害保険が100万円(ヘルメット着用中に死亡した場合はさらに100万円=計200万円)となっています。
パナソニックの”ギュットあんしん傷害保険”は、ギュットシリーズの自転車に対する保険となっています(チャイルドシートに対する保険ではありません)。また、保険の補償期間はパナソニック・OGKとも1年間です。
価格
純正とOGK:価格の比較
NCD470:13,070円FBC-015DX:9,699円
NCD467他:16,030円FBC-011DX3:12,599円
NCD481:21,780円FBC-017DX2:16,899円
基本的にOGKのチャイルドシートの方が安く手に入れることができますが、楽天市場では純正品の方が安いときもあります。
- NCD470:10,800円FBC-015DX:9,699円
- NCD467他:12,500円FBC-011DX3:12,599円
- NCD481:16,800円FBC-017DX2:16,899円
12月12日現在、NCD467・NCD481はOGKよりも安く手に入れることができます!また楽天スーパーセールはもちろん、お買い物マラソンなどのイベント中はさらにお買い得になっていることが多いため要チェックです。
まとめ
純正品とOGKの違い
- チャイルドシートの背面部分・バックルのロゴが違う
- カラーバリエーションが違う
- NCD470はOGKの製品(FBC-015DX)にはない専用部品が追加されている
OGKのチャイルドシートは純正品と機能的にはほぼ変わりがないものの、パナソニックはあくまでも純正品の使用を推奨しているため、OGKを使用する場合は自己責任となります。
また、カジュアルチャイルドシートにする場合はOGK(FBC-015DX)ではなく純正品(NCD470)を購入することを強くおすすめします。※FBC-015DXには専用部品が含まれていないため。
純正品を使用するのが理想ではありますが、パナソニックの保証や損害補償の対象外になってもいいからできるだけ安くチャイルドシートを手に入れたい!という方や、自転車の購入から1年以上経っていて保証・保険の期限が切れている場合はOGKでもアリです。
全体のまとめ;おすすめはどれ?
以上の情報から、それぞれのおすすめをタイプ別にまとめました。
- 無駄のないシンプルなモデルがいい
- スペックは最小限でいいから、とにかく安いものがいい
- スタンダードなモデルがいい
- カラーバリエーションを楽しみたい
- ベルト調節が簡単な方がいい
- 足の外側もしっかり守りたい
- 安全性が第一
- サンシェードが欲しい
安全に乗せられればなんでもいい!という方はカジュアルチャイルドシートのNCD470
安いのがいいけど、簡素すぎるのは不安という方は標準モデルのNCD467
ベルト調節をとにかく時短したい!万が一倒れたときに子どもの足を守りたい!という方はリールベルト付き&足の外側にもガードがあるNCD481
とにかく安全性を重視したい・日焼け対策をしっかりしたいという方は、安心と信頼の大手チャイルドシートメーカー:コンビと共同開発されたチャイルドシート・NCD489Sがおすすめです。
NCD489Sは2023年12月以降発売の自転車のみ対応となっているため、ご注意ください!
安さでいえばOGKのチャイルドシートも魅力的ですが、パナソニックはあくまでも純正品の使用を推奨しています。
特に自転車の購入から1年経っていない場合は、OGKのチャイルドシートにするとパナソニックの保証・保険の対象から外れてしまう可能性がある点に注意してください。
逆に購入から時間が経っていて保証・保険の期限が切れている場合は、OGKを検討するのもアリです。
ちなみに、我が家は詳しく調べる前に安さに飛びついてOGKのチャイルドシート(FBC-011DX3)を購入しました。今思うと千円程度の差だったので、純正品にしておけば良かったかな…と少し後悔しています^^;
以上、パナソニック・ギュットシリーズに使える前乗せ・後付けチャイルドシートの違いでした。
ご覧いただきありがとうございました!
自転車チャイルドシート用レインカバー・ヘルメットについては、以下の記事にまとめています!
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