体の前側でバックルがとめられ、背中に手を回さなくていい抱っこ紐
「エアバギーベビーキャリア(A.B.C AIRBUGGY BABY CARRIER)」と「ベビービョルン(BabyBjörn)ベビーキャリア」。
今回は、この2つの違いを徹底的に比較していきます。
エアバギーとベビービョルンの具体的な違いが知りたい!どっちにしようか迷っている!という方の参考になれば幸いです。
エアバギー・ベビービョルン【比較表】
まず始めに、基本情報を表で比較します。
エアバギー | ベビービョルン | |
---|---|---|
抱き方 対象年齢 | 対面抱き:0~24か月(3.5~13kg) 前向き抱き:6~24か月(首すわり~13kg) おんぶ:9~36か月(首・腰すわり~15kg) | 新生児~約36ヶ月(身長53cm~、体重3.2~15kg) 対面抱き:0か月(3.2kg)~約24か月 前向き抱き:5か月~約15か月 おんぶ :12か月~約36か月 |
サイズ目安 | 身長:148~190cm ウエスト:55~120cm | ベルト幅約6cm ヒップサイズ約67~160cm |
重さ | メッシュカバー:1060g オールシーズンカバー:1140g | 約892g |
素材 | オールシーズンカバー表生地:ナイロン92%・ポリウレタン8% メッシュ生地・カバー:ポリエステル100% フード・あしファスナー部:ナイロン83%・ポリウレタン17% | 本体 ポリエステル100% ヘッドサポート内側:ポリエステル80%、綿16%、エラスティン4% レッグ用ファスナーカバー:綿100% |
収納 | 着脱式ポーチ | × |
フード | 〇 | × |
ヘッドサポート | 2段階 | 3段階 |
お手入れ | 洗濯機可 | 洗濯機可 |
カラー | ジェットブラック・サンドアッシュ | 7色 |
保証 | 3年 | 2年 |
価格 | 39,600円 | 31,900円 |
購入する | 購入する |
エアバギーもベビービョルンも
- 抱っこ紐本体を頭からかぶったあとに赤ちゃんを抱っこ
- 赤ちゃんをカバーで包み込むようにして体の前側でバックルをとめる
という手順で抱っこができる抱っこ紐で、
- アウターを着ながら赤ちゃんの乗せ下ろしができる
- 抱っこをしながら背中側に手を回してバックルをとめる必要がない
という点が大きなメリットです。
どちらも片手でバックルを操作することができます。
また、エアバギーのバックルはマグネット式になっている点が新しいです。
抱き方・対象年齢
どちらも対面抱き・前向き抱き・おんぶができます。
それぞれの対象年齢は、抱き方の違いによって以下の通りになっています。
エアバギー | ベビービョルン |
---|---|
対面抱き:0~24か月(3.5~13kg) 前向き抱き:6~24か月(首すわり~13kg) おんぶ:9~36か月(首・腰すわり~15kg) | 新生児~約36ヶ月(身長53cm~、体重3.2~15kg) 対面抱き:0か月(3.2kg)~約24か月 前向き抱き:5か月~約15か月 おんぶ :12か月~約36か月 |
比べてみると、対象となる体重の範囲はベビービョルンの方が少しだけ広い(3.2kg~)です。
前向き抱きに関してはベビービョルンの方が早くから使えますが、エアバギーは24か月まで使えます(ベビービョルンは約15か月まで)。
また、おんぶはエアバギーの方が3か月早く使えます。
サイズ目安
エアバギー | ベビービョルン |
---|---|
身長:148~190cm ウエスト:55~120cm | ヒップサイズ約67~160cm |
着用サイズ目安は、エアバギーがウエスト55~120cmなのに対し、ベビービョルンはヒップサイズ約67~160cmとなっています。
基準になるサイズがウエスト・ヒップで違っています。
重さ
エアバギー | ベビービョルン |
---|---|
オールシーズンカバー:1140g メッシュカバー:1060g | 約892g |
重さはエアバギーが1kgを超えるのに対し、ベビービョルンは約892gとなっています。
ベビービョルンの方が軽いです。
生地素材
エアバギー | ベビービョルン |
---|---|
オールシーズンカバー表生地:ナイロン92%・ポリウレタン8% メッシュ生地・カバー:ポリエステル100% フード・あしファスナー部:ナイロン83%・ポリウレタン17% | 本体 ポリエステル100% ヘッドサポート内側:ポリエステル80%、綿16%、エラスティン4% レッグ用ファスナーカバー:綿100% |
エアバギーはナイロンが多く使われているのに対して、ベビービョルンはポリエステルを使用しています。
ナイロンは摩擦に強く、ポリエステルは耐久性があり洗濯トラブル(縮みや型崩れ)が起きにくい、という特徴があります。
収納・フード
エアバギーは胸の高さの位置に着脱式のポーチを装着することができ、収納として使えます。
またポーチの中にはフードが入っていて、日除けや寝てしまったときの首カックン防止に使うことができます。
一方、ベビービョルンにはポケットなどの収納スペースやフードはありません。
ベビービョルンの抱っこ紐にフードを付けたい場合は、別途用意する必要があります。
ヘッドサポート
ヘッドサポートについて、エアバギーは折りたたむか・折りたたまないかの2段階ですが
ベビービョルンは3段階になっていて、さらに深く折り返すことができます。
ベビービョルンは抱き方や子どもの成長具合・様子に合わせてヘッドサポートの位置をより細かく調節することができます。
お手入れ
エアバギー | ベビービョルン |
---|---|
30℃以下の水でネット使用 手洗いモード | 40℃までの水でネット使用 |
エアバギーもベビービョルンも、洗濯機でのお手入れが可能です。
エアバギーは30℃以下&手洗いモード、ベビービョルンは40℃までの水で洗うよう推奨されています。※洗剤はどちらも中性洗剤推奨です。
ベビービョルンの方が指示がゆるく、より気軽に洗濯機で洗濯することができます。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、エアバギーがジェットブラック・サンドアッシュの2種類
ベビービョルンががダークグリーン・ダスティピンク・クリーム・ブラック・シルバー・アンスラサイト・ネイビーブルーの7種類となっています。
ベビービョルンの方がバリエーション豊富です。口コミをざっと見たところ、クリーム・アンスラサイトが特に人気でした。
価格
エアバギー | ベビービョルン |
---|---|
39,600円 | 31,900円 |
価格は、エアバギーが39,600円、ベビービョルンは31,900円となっています。
ベビービョルンの方が安いです。
その他スペック比較
肩ベルト・腰パッド
エアバギーは
- 登山ザックの技術を取り入れた肩ベルト
- 素材と厚みの異なる3種類の中材を使用したパッド
- 体に密着する腰パッド
で身体への負担を軽減・分散します。
一方、ベビービョルンは
- 日本人に合うパッド・長さを開発
- クッション性のある肩ベルト
- 背中側にも腰パッドがある
という点がポイントです。
新生児~生後4カ月までの位置調節
エアバギー・ベビービョルンとも、新生児~生後4カ月までに使用する際はファスナーでお尻の位置を調節します。
専用のインサート(赤ちゃんを保護・固定するための付属品)などを使用する必要がないにもかかわらず、しっかりお尻の位置を合わせることができます。
脚のポジション調節
エアバギーもベビービョルンも、赤ちゃんのお尻部分にあるファスナーを開閉することで足の位置を調節することができます。
どちらもファスナーがロックできるようになっているため、太ももを巻き込んでしまうおそれはありません。
通気性
エアバギーは通年使えるオールシーズンカバーが基本ですが、特に暑い日にはとても通気性が高いメッシュカバーに切り替えて使用することができます。
一方、ベビービョルンは通気性のいいメッシュ生地が基本となっています。
エアバギーはメッシュとオールシーズンカバーを完全に切り替えて使うことができますが、メッシュカバーは首すわり後(約4カ月~)からしか使えない点に注意が必要です。
顔まわりの工夫
エアバギーは肩パッドのバックルに赤ちゃんの顔が触れにくくなるように、肩パッドが特殊な立体構造をとっています。
一方ベビービョルンは、赤ちゃんの顔まわりにあたる部分は肌触りがやさしいジャージ素材になっています。
おすすめはどっち?
以上の情報から、それぞれのおすすめをまとめました。
- フード・収納がある方がいい
- できるだけ早くおんぶがしたい
- 夏はとにかく通気性を良くしたい
- できるだけ安く前側バックルの抱っこ紐を手に入れたい
- 軽い方がいい
- できるだけ早く前向き抱きがしたい
- 気温に合わせてカバーをつけかえるのは面倒
エアバギーは取り外しができるフード・収納があり、ベビービョルンに比べて早くからおんぶができる点、
夏場はメッシュのカバーに切り替えて通気性を高めることができる点がメリットです。※メッシュカバーの使用は首すわり後(4カ月ごろ)~
抱っこ紐ながら、スタイリッシュなデザインも魅力です。
一方、ベビービョルンはエアバギーに比べて価格が安い点、わずかながら前向き抱きが早くからできる点、
軽く、フルメッシュで季節に応じてカバーをつけかえる手間がいらない点がメリットです。
夏場の通気性はメッシュのエアバギーに比べると劣りますが、いちいちカバーをつけかえるのは面倒…という方にはもってこいの抱っこ紐です。
特に低月齢のうちは重宝する抱っこ紐。
スペックをよく比較して、ご家庭に一番合った商品を選んでみてください。
※追記:エアバギーベビーキャリアには、2024年3月20日より東京を拠点に置くアウトドアブランド:and wander(アンドワンダー)との数量限定コラボモデルが登場しています。
強度に優れたリップストップ生地・光を反射するリフレクト仕様の装飾を使用するなどの工夫がされており、さらに洗練されたデザインになっています。
また、エアバギーは新たに子ども向けの抱っこ紐:キッズドールキャリア(KIDS DOLL CARRIER)の販売を始めました。
大人用とそっくりに作られており、子どもとお揃いにしたい!質のいいドールキャリアが欲しい!という方におすすめの商品です。
以上、エアバギー・ベビービョルン抱っこ紐の違いでした。
ご覧いただきありがとうございました!
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