今回は、電動鼻水吸引器「メルシーポットS-504」と「エレノア(ELENOA)」を口コミを含めて徹底的に比較していきます。
メルシーポットとエレノアが気になっているけど、具体的な違いは何?どっちがいいか迷っている!という方の参考になれば幸いです。
メルシーポット・エレノア【比較表】
まず始めに、基本情報を表で比較します。
メルシーポットS-504 | エレノア | |
---|---|---|
サイズ | 約224×90×143mm | 220×90×145mm |
重さ | 約800g (付属品含む総重量は1.02kg) | 約960g |
吸引圧力 | -83kPa±10% | -80kPa±10% |
吸引流量 | 12L/min±20% | 15L/min±20% |
音の大きさ | 50dB以下 | 記載なし |
操作 | 〇 | △ |
お手入れ | 〇 | 〇 |
電源 | コンセントのみ | 電池可 |
価格 | 10,890円※1 | 19,800円 |
購入する | 購入する |
- 価格:2023年11月現在
- 1:ボンジュール・チューブホルダー含む「パーフェクトセット」
以下、詳しく解説していきます!
サイズ(大きさ)・重さ
サイズは、メルシーポットが約224×90×143mm、エレノアが220×90×145mm。
重さはメルシーポットが約800g(付属品含む総重量は1.02kg)、エレノアが約960gとなっています。
大きさ・重さともに大きな差はありません。
吸引圧力・吸引流量
メルシーポット | エレノア | |
---|---|---|
吸引圧力 | -83kPa±10% | -80kPa±10% |
吸引流量 | 12L/min±20% | 15L/min±20% |
吸引圧力は、メルシーポットが-83kPa±10%、エレノアが-80kPa±10%。
吸引流量は、メルシーポットが12L/min±20%、エレノアが15L/min±20%となっています。
吸引圧力はメルシーポット、吸引流量はエレノアの方が勝ります。
音の大きさ
音の大きさは、メルシーポットが50dB以下なのに対して、エレノアに明確な記載はありません。
メルシーポットの”50dB”は、間近で聞くエアコンの室外機程度の音の大きさです。
操作のしやすさ
吸引力の調節方法
メルシーポットは手元のクリップで圧力を操作し、吸引力を調節することができます。
一方、エレノアは本体についているダイヤルで吸引力の調節ができます。
メルシーポットは手元で吸引力の微調節ができる点、エレノアはダイヤルで簡単に調節ができる点がメリットです。
基本の使い方
メルシーポットもエレノアも、チューブの中に鼻水がくっつかないように使い始めと使い終わりに水を通す必要があります。※上の図参照
また、エレノアは事前に圧力計のメモリを見ながら吸引圧の調節をしておく必要があり、操作の手間が1つ多いです。
吸引圧の調節をしなくていい分、メルシーポットの方が操作が簡単です。
お手入れ
メルシーポットもエレノアも、鼻水がついてしまったパーツはすべて外して丸洗いすることができます。
それぞれのパーツは基本的に高温で変形するため、食洗機・乾燥機・電子レンジ・熱湯などでの洗浄・消毒はできません。
エレノアのパッキン・ホースなどのシリコン部品のみ、煮沸消毒できます。
電源
電源は、メルシーポットはACアダプタ(コンセント)のみなのに対し、エレノアは電池でも動かすことができます。※電池ボックスは別売
エレノアは電池ボックスを持っておけば外出先などコンセントがない場所や、停電などの緊急時にも使うことができます。
価格
メルシーポット | エレノア |
---|---|
10,890円 | 19,800円 |
メルシーポットは10,890円(ボンジュール・チューブホルダー込み)・エレノアは19,800円となっています。※2023年11月現在
メルシーポットの方が安いため、手に入れやすくなっています。
収納
鼻水吸引器を収納するときに意外と困るのが、チューブの存在です。
そのまま置いておこうとすると、ダラーンと落ちてノズルの先端が床や壁についてしまう、なんてことがよくあります。
メルシーポットは本体の付属品に「チューブホルダー」があり、好きな場所に張り付けられるようになっています。
一方、エレノアは本体にホースホルダー(筒)がついていて、鼻水の吸引後や収納時にチューブの先端を入れておくことができます。
メルシーポットのチューブホルダーは付属品(オプション)なので、単品の製品にはついていません!ご注意ください。
吸引ノズルの違い
メルシーポットのノズルは半透明になっていて、鼻水がよく見えるようになっています。
また、先端が細長い「ボンジュールプラス」という付属品(オプション)があり、新生児の小さな鼻にも使いやすく、鼻の奥の鼻水も吸引しやすいです。
一方エレノアは大きめのチップと小さめのチップがそれぞれ1つずつセットでついていますが、専用のロングノズルはありません。
エレノアでロングノズルを使用したい場合はオリーブ管などで代用する必要があります。
口コミ
メルシーポットとエレノアの、Amazonや楽天市場での口コミをざっくりとまとめます。
- とにかく鼻水がよく吸える!
- 思ったより音が大きくない
- お手入れが手間
- 音が気になる
- 吸引力が弱い
- しっかり吸引できる
- 痰も問題なく吸える
- コンパクト
- 音が気になる
- 吸引力が弱い
- お手入れが手間
高評価の口コミでは、双方とも「鼻水がよく吸える!」「持っておくべき!」という声が多く
加えて、エレノアでは”痰の吸引にも使えた””コンパクトで持ち運びやすい”という口コミがありました。※痰の吸引には別売のカテーテルが必要です。
エレノアは鼻水の吸引だけでなく、大人の介護で痰を吸引するために使用している方も多かったです。
一方低評価の口コミでは、どちらも「パーツが多くお手入れが大変」「吸引音が気になる」という声が多く、「思ったほど吸引力がない」という声も目立ちました。
音に関しては「思ったより大きくない」という声もあり個人差が大きい印象でしたが、エレノアの方が「気になる」という割合が多い印象でした。
まとめ:おすすめはどっち?
以上の情報から、”子どもの鼻水吸引”を目的に使う場合、筆者がおすすめするのはメルシーポットです。
メルシーポットは2021年以前(旧型S-503まで)であればエレノアよりサイズが大きかったですが、
最新モデルのS-504はよりコンパクトになり、エレノアとほぼ変わらない大きさ・重さになっています。
また、音の大きさもより小さくなっており、エレノアに比べて「音が気になる」という声が少ない点
ロングノズル・チューブホルダー込みでエレノアの半分程度の値段で買える点を考えると、メルシーポットの方がコストパフォーマンスが高いです。
一方、エレノアは別売のカテーテルを使えば痰の吸引もでき、圧力計を見ながらダイヤルで簡単に吸引力調節ができるため
- 痰の吸引にも使いたい
- ダイヤルで細かく吸引力の調節がしたい
- デザインが好み
という場合は購入する価値があると言えます。
電池でも動かせるので、コンセントがない場所や停電などの緊急時でも使える点はメリットです。※電池ボックスは別売です。
以上、メルシーポットとエレノアの比較でした。
ご覧いただきありがとうございました!
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