エアバギー・ベビーキャリア(A.B.C AIRBUGGY BABY CARRIER)は、ベビーカーで有名なブランド「エアバギー」が2021年に販売開始した抱っこ紐で
本格登山バックパックの機能をとり入れた設計と、着脱が簡単なマグネット式バックル、そしてシンプルで洗練されたデザインが特徴です。
販売開始から間もない抱っこ紐ということで、抱っこ紐の定番・エルゴベビーのオムニ ブリーズ(ergobaby OMNI Breeze)と迷っている、という方は多いのではないでしょうか。
そこで、こちらの記事ではエアバギー・ベビーキャリアと、エルゴベビーのオムニブリーズを詳しく比較していきたいと思います。
エアバギーとエルゴの違いを具体的に知りたい!という方の参考になれば幸いです。
※エルゴはアダプト・オムニ360・オムニブリーズとモデルが多数ありますが、一番人気でスペックが高い「オムニブリーズ」と比較していきます。
エアバギー・エルゴ【比較表】
まず始めに、基本情報を表で比較します。
エアバギー | エルゴ | |
---|---|---|
抱き方 対象年齢 | 対面抱き:0~24か月(3.5~13kg) 前向き抱き:6~24か月(首すわり~13kg) おんぶ:9~36か月(首・腰すわり~15kg) | 対面抱き:0~48カ月(3.2~20.4kg) 前向き抱き:5~24ヶ月(13kg) 腰抱き・おんぶ:6~48カ月(20.4kg) |
サイズ目安 | 身長:148~190cm ウエスト:55~120cm | ウエスト:約60~132cm |
重さ | メッシュカバー:1060g | オールシーズンカバー:1140g740g |
素材 | オールシーズンカバー表生地:ナイロン92%・ポリウレタン8% メッシュ生地・カバー:ポリエステル100% フード・あしファスナー部:ナイロン83%・ポリウレタン17% | ベビーキャリア本体:ポリエステル100% |
収納 | 着脱式ポーチ | サイドポケット 着脱式ポーチ |
お手入れ | 洗濯機可 | 洗濯機可 |
カラー | ジェットブラック・サンドアッシュ | 16種 |
生産国 | 中国 | ベトナム |
保証 | 3年 | 2年 |
価格 | 39,600円 | 28,900円 |
購入する | 購入する |
以下、詳しく解説していきます!
抱き方・対象年齢
どちらも対面抱き・前向き抱き・おんぶができますが、エルゴはさらに腰抱きができます。
それぞれの対象年齢は、抱き方の違いによって以下の通りになっています。
エアバギー | エルゴ |
---|---|
対面抱き:0~24か月(3.5~13kg) 前向き抱き:6~24か月(首すわり~13kg) おんぶ:9~36か月(首・腰すわり~15kg) | 対面抱き:0~48カ月(3.2~20.4kg) 前向き抱き:5~24ヶ月(13kg) 腰抱き・おんぶ:6~48カ月(20.4kg) |
ぱっと見るとエルゴの方が対象年齢の範囲が広いように見えますが、
エルゴの「SGマーク制度適用対象月齢」で比べると、エアバギーと大差はありません。
対面抱き:1~24カ月(体重13kg)まで
前向き抱き:5~24ヶ月(体重13g)まで
腰抱き・おんぶ:6~36カ月(体重15kg)まで
SGマーク制度適用対象月齢で比べてみても、エルゴは前向き抱き・おんぶがエアバギーより早くできるのがメリットです。
重さ
重さはエアバギーが1kgを超えるのに対して、エルゴは約740g。
軽さではエルゴの方が優れています。
生地素材
エアバギー | エルゴ |
---|---|
オールシーズンカバー表生地:ナイロン92%・ポリウレタン8% メッシュ生地・カバー:ポリエステル100% フード・あしファスナー部:ナイロン83%・ポリウレタン17% | ベビーキャリア本体:ポリエステル100% |
エアバギーはナイロンが多く使われているのに対して、エルゴはポリエステル100%となっています。
参考として、それぞれの素材の特徴をまとめます。
- カビや虫害を受けにくいため保管し易い
- 水による収縮がない
- 耐寒冷性に優れている
- 伸びがあり柔らかく、引っ張ると元に戻ろうとする力が強い
- 低温でも硬くなりにくい
- 耐薬品性がある
- 熱に弱い
- 長期間経つと黄ばみがでやすい
- 縮み・型崩れが起きにくい
- 熱に強い
- 虫害を受けにくいため保管し易い
- 長期間外気に触れていても劣化しない
- 日焼けが起こりにくい
- 静電気が発生しやすい
- 毛玉ができやすい
私自身はエルゴのオムニ360を使用していますが、確かに毛玉ができやすいです。
収納
エアバギーは胸の高さの位置に着脱式のポーチを装着することができ、収納として使えます。
一方、エルゴは腰ベルトにサイドポケットが付いているほか、ミニポーチを取り付けることができます。
また、エアバギーのフードはポーチの中に入っているため取外し可能ですが、エルゴのフードは取外しできません。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは圧倒的にエルゴの方が多く、全16種類もあります。
エアバギーはブラック・アッシュの二択のみですが、どんな洋服にも合わせやすいシンプルオシャレな色合いになっています。
価格
価格は、エアバギーが39,600円、エルゴは28,900円となっています。
約1万円の差があります。
その他スペック比較
通気性
エアバギーはメッシュカバー・オールシーズンカバーの2つを切り替えることができ、特にメッシュカバーの通気性は抜群です。
エルゴは季節によってカバーを付け替えることはできませんが、基本のカバーの通気性はよく、腰回りもメッシュで蒸れを軽減してくれます。
エアバギーのメッシュカバーは夏場に重宝しますが、首すわり後にしか使えない点に注意が必要です。
装着
エアバギーは「マグネット式バックル」がとにかく一番のウリ!と言っても過言ではありません。
背中のバックルをとめたまま抱っこ紐をかぶり、赤ちゃんを包み込むようにして前方のカバーをマグネット式バックルでとめます。
すなわち、背中に手を回してバックルをとめなくて良いのです!
そして、抱っこ紐の上にアウターを着たままでも抱っこの乗せ降ろしができます。
マグネット式バックルは近づけるだけでカチッとはまり、装着が完了します。
また、腰ベルト以外のバックル操作がすべて体の正面でできるようになっているため、装着がとても簡単です。
一方、エルゴは背中のバックルをとめる作業が難しい点がデメリットです。
掛け違わずに留められるように改良されてきてはいますが、背中のバックル操作は慣れるまで大変です。
サイズ調節
子どもの月齢に合わせたサイズ調節については、
エアバギーはアジャスター&ファスナーの付け替えで、エルゴはマジックテープの位置を変えることで行います。
エアバギーは生後4カ月ごろまでお尻の位置を上げて使用することができますが、エルゴは抱っこ紐の横幅だけ調節する形となっています。
折りたたみ時
どちらの抱っこ紐も、腰ベルトで全体をとめるようにしてコンパクトに折りたたむことができます。
おすすめはどっち?
以上の情報から、それぞれのおすすめをまとめました。
- 着脱が簡単な方がいい
- 他の人とかぶりたくない
- 抱っこ紐を使いながらオシャレも楽しみたい
- 夏はとにかく通気性を良くしたい
- 腰抱きがしたい
- できるだけ軽い方がいい
- カバーを付け替えるのは面倒
- カラフルな色合いを楽しみたい
エアバギーはマグネット式バックルで着脱がとても簡単、そしてデザイン性が高くオシャレな点が特徴です。
エルゴに比べるとユーザーが少なく、他の人とかぶりにくい点もメリットです。
夏場はメッシュのカバーに切り替えて通気性を高めることができます。
一方、エルゴは抱っこ紐の定番ということでユーザーがとても多く、安心感がある点
エアバギーではできない「腰抱き」をすることができ、軽い&カラーバリエーションが豊富な点がメリットです。
夏場などにカバーを付け替えることはできませんが、付け替えの手間がかからないという点ではメリットでもあります。
まとめ
子育てをする上で欠かせない抱っこ紐。
特に、低月齢のうちはとても重宝するアイテムです。
スペックをよく比較し、それぞれのご家庭に一番合った抱っこ紐を選んでみてください!
- 着脱が簡単な方がいい
- 他の人とかぶりたくない
- 抱っこ紐を使いながらオシャレも楽しみたい
- 夏はとにかく通気性を良くしたい
- 腰抱きがしたい
- できるだけ軽い方がいい
- カバーを付け替えるのは面倒
- カラフルな色合いを楽しみたい
※追記:エアバギーベビーキャリアには、2024年3月20日より東京を拠点に置くアウトドアブランド:and wander(アンドワンダー)との数量限定コラボモデルが登場しています。
強度に優れたリップストップ生地・光を反射するリフレクト仕様の装飾を使用するなどの工夫がされており、さらに洗練されたデザインになっています。
また、エアバギーは新たに子ども向けの抱っこ紐:キッズドールキャリア(KIDS DOLL CARRIER)の販売を始めました。
大人用とそっくりに作られており、子どもとお揃いにしたい!質のいいドールキャリアが欲しい!という方におすすめの商品です。
以上、”エアバギーベビーキャリアとエルゴの違い比較”でした。
ご覧いただきありがとうございました!
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