息子、当時2歳になりたての頃。
保育園の送迎手段を増やすため、子乗せ電動自転車「ギュット・クルームR・DX」を購入しました。
使用し始めてから早半年以上。
今回は、実際に使ってみたレビューを書いていきたいと思います。
購入に至るまでの道のりについては、以下の記事にまとめています。
ぜひご覧ください!
基本仕様
ライトは暗さを認識して自動点灯してくれますが、装置のボタンを押せば手動で点けることもできます。
表示は残り走れる距離・時間の目安、またはバッテリー残量のパーセント表示のいずれか。
自転車屋さんで
かなりの大雨が降ると装置が故障することがあるので、カバーをつけたほうがいいですよ。
と、オプションのカバー装着を勧められましたが
浸水で壊れた!
なんてレビューは見当たりませんでしたし
パナソニックさんが雨で壊れるくらいのヤワな設計をしているわけがないと信じて
特に何もつけずに使っています。
大雨の日も運転していますが、今のところ壊れる気配は全くないです。
タイヤのゴムの強化も勧められましたが
こちらも、パナソニックさんなら最初から強いタイヤにしてくれているだろうと信じて初期装備のままにしています。
こちらもパンクする気配は今のところまったくありません。
走行感
普段シティーサイクルを乗っていた状態から、初めて子乗せ自転車に乗ったときは
漕ぐときにちょっと足が窮屈だなあと思いました。
車体が重くなっても安定した走行ができるように
タイヤが20インチと小さめで、重心が下に来るような設計になっているためなのでしょう。
しかし、慣れた今はまったく気になりません。
また、漕ぎ始めのアシストが強めなので、急な飛び出しなどに少し注意が必要ですが
こちらも慣れれば特に問題ありません。
漕ぎ始めは車体がふらつきやすいので、しっかりアシストしてくれるのはありがたいです。
走行中は子供を乗せていても、重たい感覚がほとんどなく、乗せてる感ゼロです。
後ろで足をバタバタしたり、ペチャクチャ喋る声を聞いて
あ、ちゃんと乗っているなと確認しています。
アシスト機能「ロング」「オートマチック」「パワー」の体感
機能は3種類あり、走行距離はそれぞれ、
- ロング:86 km
- オートマチック:60 km
- パワー:50 km
が目安となっています。
実際使ってみた感覚としては
- ロング ⇒ 漕ぎ始め、坂道など最低限のアシスト
- オートマチック ⇒ 平地でも速度が落ちているとアシストしてくれる
- パワー ⇒ 爆速ぐんぐんアシスト
といった感じです。
アシストがかかっている時は、自転車を後ろから押されているような感覚に近いです。
バッテリーのもち
家から保育園までは片道約1km。
最初はバッテリーの節約と体力強化を意識して、もっぱら「ロング」機能を使用し
アシストを切って運転することが多かったためか、バッテリーがなくなるまで2ヶ月ほどもちました。
それ以降は仕事が本格的に始まり
日々ヘトヘトになるため、基本的に「オートマチック」を使用していますが
それでもバッテリーがなくなるまで1ヶ月はもちます。
バッテリーの充電時間
0%近くから100%まで充電するには約4.5時間。
当たり前かもしれませんが、スマホなどと比較すると結構時間がかかります。
バッテリーのもちを良くするためには、できるだけ充電回数を減らした方がいいので
ギリギリまでねばり、余裕を持って週末に充電しています。
スタンドの使い心地
車体が重いので、シティーサイクルの感覚でスタンドを上げようとしても難しく、コツがいります。
しかし、慣れれば簡単です。
スタンドを立てると自動的にハンドルが固定されるので
子供の乗せ降ろしをするときや、前カゴに荷物を置くときも車体が安定するので安心。
スタンド操作の時、初めはチャイルドシートのバーを持ってしまいがちですが
このバーは細く、あまり強い力で引っ張ると壊れる恐れがあります。
自転車屋さんによると、万が一壊れた場合は修理に2、3万するとのこと…!
ベルト
外す時、ボタンが少し固い時がありますが、チャイルドシート感覚で操作できるので扱いやすいです。
バーの開閉はとてもスムーズにでき、ストレスになりません。
サンシェード
子供は普段ヘルメットを被っているので、シェードを下げてもそこまで違いが出ないような気がします。
真夏日など日差しがキツい時は、多少マシになっている感じはあります。
風が強い時に走行が大変になるのではと思いましたが、今のところ特に影響は感じません。
買っておいて良かった付属品
ヘルメット
子供を自転車に乗せる際必須になるヘルメット。
2歳からでも使えて、長く使えて
できるだけ安く、でも使いやすく頑丈で安全なもの!
という視点で選びました。
あまりに安いものだと
ただの発泡スチロールみたい
もしもの時の安全性が心配
などという声が多かったので、そのような商品は避けました。
ヘルメットというものは
「万が一の時に子供の頭をしっかり守ってくれる頑丈さ、耐久性、安全性がある」
ことが大前提だと思います。
その上で、使い勝手がよく、できるだけ安いものを購入しようと考えました。
そして決めたのが、楽天で2,300円ほどのシンプルなヘルメット。
SGSの認証を受けている!
第三者にしっかり試験を行ってもらい評価されている、という点から
商品の品質、安全性への信頼が高まりました。
見た目は大きいですが、アジャスターで細かくサイズ調節できるため、しっかり頭にフィットさせることができます。
軽いので、息子も嫌がらずに着けてくれます。
むしろ、自転車に乗る時はかぶらないと気が済まないようで
「ヘルメット、かぶる!」と催促されます。
しっかり通気口があいているので蒸れにくい設計。
顎紐部分は当たっても痛くないように&汗を吸いやすいようにカバーが付いています。
デザインや色合いもシンプルで気に入りました。
レインカバー
雨の日は車を使う、という人は要らないと思うのですが
私はペーパードライバーで車が使えないため、レインカバーは必須アイテムです。
町で見かけることが多く、見た目が可愛いので気になっていたのが
リトルキディーズのレインカバー。
とても視界が広く、子供が楽しく乗れるだろうなと思い惹かれていました。
しかし、ここで問題発生。
ギュットクルームはサンシェードが付いているため、ぴったり合うレインカバーが少ないのです。
いざ買ってみて、取り付けができなかったり、不備が起こっては意味がないので
純正のレインカバーを買うことにしました。
カラー展開は3種類と少なく、デザインもイマイチですが
サンシェードを生かしながらレインカバーを設置することができ
何よりメーカー純正なので、しっかりフィットします。
ビニール部分がシワシワなのが気になる、という口コミが多かったですが
実際買ってみるとあまり気にならない程度でした。
着脱しやすく、取り外したカバーは背面部のポケットに収納することができ
急な雨でもすぐに取り出して設置することができるので、とても重宝しています。
不満なのは、子供を乗り降りさせる時に片方のファスナーを全開にする必要があり
その際に頭上のカバーが外れるので、ベルトの着脱中どうしても少し濡れてしまう点。
もっと上手い乗せ方はないか模索中です。
レインコート
そして自分自身の雨対策。
運転中野ざらしになるのでレインコートは必須です。
初めは昔から持っていた、一般的なレインコートを使っていたのですが
自転車に乗るとコートの裾が風でめくれて足が濡れるし
フードはすぐとれて頭がビショビショになるので、片手で押さえながら運転しなければならず
危険&ストレスが溜まるため、自転車用にしっかりしたものを買うことにしました。
そして選んだのが、楽天で1,800円ほどの上下セットのレインコート。
機能性と値段で選んだため、デザインはオシャレとは言い難いですが
上下セパレートになっているので、足元もしっかり防水できます。
前はボタン式ですが、よっぽどの大雨でない限り水が入り込む心配はなく
今のところ服が濡れたことはありません。
フードは前側にストッパーがついているため飛ばされにくく
胸にポケットがついているのも便利なポイント。
袖の内側はゴムがついているので、風で捲り上がることがありません。
気になる点としては
フードは飛びにくいとはいえ、日差しが浅いので多少顔が濡れること。
顔が濡れるのが嫌という方は、サンバイザーなどがあるとより良いと思います。
胸ポケットにはボタンが付いていないので、風で開きやすく中が濡れやすいです。
また、ズボンのウエストがきつめ&丈が長めですが
こちらは使用していくうちに緩んできているし、丈が短いよりはいいので許容範囲。
あとは、レインコートなので仕方がないけれど、夏はめちゃめちゃ暑いです。
サウナスーツのごとき暑さ。
もう少し通気性が良いと嬉しいところです。
まとめ
半年以上使ってみて振り返ってみても
この自転車にして良かったなと感じます。
具体的なお気に入りポイントは
- 基本動作にストレスを感じない
- 十分にアシストしてくれる
- コンビと共同開発したチャイルドシート ⇒ 子供を乗せた時の安心感が抜群
- チャイルドシートの頭回りがメッシュで通気性がよく、サンシェード付き ⇒ 乗り心地が良く日焼け対策もできる
- バッテリーの持ちが良くほとんど充電いらず
やはり、チャイルドシートが一番の満足ポイントです。
不満を感じる点は、強いて言えばベルト部分が固めで操作に時々手間取るところ。
あとは、チャイルドシートの作りが手厚くサイズが大きめなので
レインカバーをつけるとさらに見た目が大きくなる点。
狭い駐輪場だと幅をとりやすく、少し申し訳ない気持ちになります。
しかしこれはどの子乗せ自転車にも言えることかもしれません。
また、私が購入したのは手動で鍵を開けるタイプの「R・DX」ですが
手元スイッチの電源を入れるだけで開錠できる「R・EX」というモデルもあります。
カバンやポケットから鍵を探して開錠する、という手間が省けるので
子供から手や目を離さず、すぐに自転車を発進させることができます。
便利なだけあってお値段が張るため、私は手動のモデル(DX)にしましたが
金銭的に余裕があればEXも断然アリだったなと思います。
普段から自転車をよく使う方、手軽さ・安全を追求する方はぜひ検討してみてください!
以上、ギュットクルーム長期使用レビューでした。
ご覧いただきありごとうございました!
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