子育てをする上で避けて通れないのが「子乗せ自転車、どうする?」問題。
電動にするか、非電動にするか。メーカー、種類はどれにしようか。
果たして我が家にとって1番良い子乗せ自転車はどれ?
こちらの記事では、私が実際に最後の1台を選ぶに至ったポイントをまとめておきたいと思います。
これから子乗せ自転車を買う皆さんのお役に立てれば嬉しいです!
子乗せ電動自転車を買おうと思った理由
4月から息子を保育園に入れるにあたり、送迎手段として子乗せ電動自転車を買うことにしました。
保育園までは徒歩15分程度ですが、仕事復帰すればヘトヘトな中で送迎することになるだろうし、特に忙しい朝は1分でも惜しくなるはず。
運転免許証は一応持っていますが、普段運転は夫まかせで、非運転歴はもはや5年近く。超がつくペーパードライバーな私。
これはもう自転車を買うしかない!
-ということで、本格的に自転車探しに腰を上げました。
買った自転車はパナソニックのギュットクルーム
結論から言いますと、実際に買った自転車は「パナソニックのギュット・クルームR・DX」です。
初めての子乗せ自転車探し。たくさん種類があり、とても迷いました。
どうやってこの自転車に決めたのか、購入に至るまでのリアルな道のりを記録し、選んだポイントをまとめていきます。
購入に至るまでの道のり
電動か電動なしか
自転車を買うにあたってまず決めなければならないのが、電動にするか非電動にするか。
電動は安くても10万円から。非電動は5万円くらいから。
電動と非電動で5万円ほどの価格差が出ます。これは大きい。
しかも、子乗せ自転車に子供を乗せられるのは6歳未満まで。自転車を使う期間はわりと短いのです。
私自身が小さい頃は電動自転車を持っている家庭は少なく
自転車の荷台に簡易的な子供椅子を着けた自転車に乗せられていた記憶があり
昔は電動なしで子育てできたんだから、自分も電動なしで乗り切れるのでは?
と考えました。
しかし、公園に行って先輩パパママが使っている自転車を見ると、大多数が電動自転車。
自転車売り場に行ってみても、取り扱われているのは電動自転車ばかり。
店員さんによると、今買われる子乗せ自転車はほとんどが電動とのこと。
今はママも働く時代。
外で働いてきた後に自転車で送迎するのは大変。
少しでも体力を温存したい
別のところでパワーを使うためにも、できるところで楽をしよう
という考えから、今は子乗せ=電動が多くなっているようです。
そして実際問題、子ども1人だけなら電動なしでもなんとかなるかもしれないけれど
子どもを2人乗せるとなると電動なしは相当厳しい。
なんせ100kg越えの車体を1人で操作することになるのです。
確かに自分も、子供の頃自転車に乗せられる時は1人だけの時でした。
2人目を授かれるかはわからないけど、熱望はしている。
将来的に2人乗せられる余裕を持っておきたい。
さらに、坂が多い場所に住んでいるならば電動はついている方が格段に楽です。
今はほとんど平地の場所に住んでいますが、転勤族なので、いつどんな所に住むことになるかわからない。
これらの点から電動があった方が安心かなと思い、私は電動自転車を選びました。
前乗せか後ろ乗せか
大抵の子乗せ電動自転車は、購入後からチャイルドシートを取り付けることができるようになっています。
しかし、最初から装備されている自転車を買う方が
後から自分でチャイルドシートを選び装着する手間を考えるとお得。
次なる問題は、前乗せにするか、後ろ乗せにするかです。
- 子供の様子が分かりやすく安心
- 体重15kgまで⇒最大でも4歳程度までしか使えない
- 視界が少し悪くなる
- 自転車の操作がしにくい
- 6歳未満まで使える
- 前乗せよりは操作が安定しやすい
- 子供の様子が分かりにくい
息子は2歳を超えており、それなりに身体がしっかりしているので
常に見守らなくても大丈夫な安心感があり
6歳まで使える後ろ乗せ1択でした。
子乗せ電動自転車の後ろ乗せタイプを買うことが決まりました。
続いて今の子乗せ電動自転車を細かく見ていきます。
今の子乗せ自転車事情
まずは今どんな子乗せ自転車があるのかをネットでチェック。
様々な自転車がありますが、その中でも人気を博す3大メーカーがあることを知りました。
- ブリヂストン
- パナソニック
- ヤマハ
※他にも、丸石サイクルさんが売り出す「ふらっかーず」シリーズもリサーチ中よく目に入り
安価で魅力を感じましたが
取り扱い店舗が少ないことと、やはり大手の方が安心感があるかなということで
今回は除外することにしました。
それぞれの大まかな違いはインターネットで調べることができましたが
百聞は一見に如ず。
やっぱり実際に見てみないとわからない!
ということで、実際に近場の自転車屋さんを何軒もめぐり
実物を触ったり、店員さんに話を聞かせてもらったりしてリサーチを進めました。
3大メーカーの代表シリーズ&それぞれの比較
前提として、車体の重量やバッテリー容量などの基本的な性能は3メーカーで大きな違いはありません。
メーカーごとに大きく異なる部分だけをピックアップし、それぞれの利点・欠点をまとめてみます。
ブリヂストン
自転車といえばまず思い浮かぶメーカー。ブランド力から信頼性が高め!
- スリムで無駄のないつくり
- 節電できる
※ブレーキをかけたときにモーターブレーキがかかり、ブレーキ抵抗を電力にかえてくれる
- 価格が中間(※購入当時) ⇒ デザインが好み!自転車といえばブリヂストン!などのこだわりがなければ決定打に欠ける
パナソニック
電子機器のイメージが強いメーカー。機械に強いので安心感あり!
- コンビと共同開発したチャイルドシート ⇒ コンビは車用チャイルドシートの大手メーカーなので安心感大
- サンシェードが標準搭載
- 3メーカーの中で1番価格が高い(※購入当時)
- 漕ぎ始めのアシストが強め ⇒ 急発進に注意が必要
ヤマハ
楽器関連のイメージが強いメーカーですが、意外に自転車の展開も広い!
- チャイルドシートを折り畳むことができる ⇒ 車などで運びやすく、2段式の駐輪場でも使いやすい
- アシスト力が強い ⇒ 坂道が多い地域に住んでいる方に特におすすめ
- ベルトが巻き取り式で簡単 ⇒ 長さ調節が楽
- 3メーカーの中で1番安い(※購入当時)
- チャイルドシートが小さめ ⇒ 体格の大きい子は窮屈になるかも
※参考:チャイルドシートの比較
3メーカーの実物を比較した写真です。
車体のデザインにはあまりこだわりがなかった私。
優先するべきは、子供の安全性と乗り心地!
ということで、チャイルドシートに注目して比較してみました。
ぱっと見の印象では、パスバビーアンSP(ヤマハ)とギュットクルーム(パナソニック)は頭回りの保護が手厚く安全性が高そう。
ビッケモブ(ブリヂストン)はややシートが簡易的で、その分身軽な印象です。
また、パスバビーアンSPのチャイルドシートは若干座席が小さめで、包み込むような形状も相まって体格の大きい子だと窮屈になってしまいそうな印象を持ちました。
とはいえ、よくよく見ないと気が付かない程度で決定打には欠けました。
自転車屋さんいわく、今は本当にどのメーカーも性能に大差がないので、最終的には見た目などの好みで決めて問題ないとのこと。
その言葉を聞き、見た目にこだわりがなかったので、1番安く買えるヤマハでいいかなと思いました。
さらに、ヤマハの”パスバビーアン”というシリーズは”パスバビーアンSP”に比べてバッテリー容量が少なく、より安く買える!
保育園までの距離は1kmもなく短いので、大容量バッテリーでなくても大丈夫かなと思いました。
ここぞという時だけアシストしてもらえれば、それでいい!
今後どんな駐輪場がある場所に住むかわからないので、チャイルドシートが畳めるのも魅力的でした。
しかし子供の安全性を考えると、コンビのチャイルドシート搭載のギュットクルームも捨てがたい。
子供の送迎さえできればいいという思いと
より子供にとって安全で、快適なチャイルドシートの方がいいかなという思いとがせめぎ合い
ずーっと迷っていました。
保育園が始まるまであと少し。
迷ったまま、とりあえず購入先を探すことにしました。
購入先:ネットvs実店舗
何回も自転車屋さんに行って実物を確かめさせてもらっていたものの
実際に購入するのはネットで、と決めていました。
なぜならネットで買う方が価格が安く、断然オトクだからです!!
さらに言えば公式サイトより、楽天市場で買う方がポイントが貯まってお得!
ネットだけで取引を済ませるのは不安がありましたが、実店舗受け取りにすれば購入後もメンテナンスして貰いやすいし
対面で売り渡してくれるので自転車の最終チェックも抜かりなくしてくれそう。
さらに、送料がかからないし、盗難や故障などの万が一に備えて保険に入ることができます。
しかし、ここでふと疑問が生じました。
自転車の保険って本当に要るのかな?と。
保険は必要?
なにせ子乗せ電動自転車。高額商品だけあって、最初からメーカー側がしっかり補償をつけてくれているのです。
例えば、パナソニックならば
- 盗難保証3年
- 本体・パーツ保証1-3年
- 傷害保険無料加入可能
これだけの補償が最初から付いています。
それなら、別に自転車屋さんの保険に追加で入らなくていいのでは?
そして思ったのです。
今まで、家電を買う時は店員さんに勧められるまま保険に入っていたけど
故障して、保険の恩恵を受けることになったことは1回も無かったなと。
保険って本当に、万が一の時に備えた安心を買うものなんだなと思います。
万が一があったとしても、メーカーの補償がしっかりついているし
自転車屋さんのオプション保険は要らないなと思いました。
そうすると、今度は実店舗引き取りにこだわらなくてもいいかなと思うようになりました。
ネット販売店にはもっと安いショップがある
実店舗引き取りにこだわらず視野を広げると、より安く購入できるショップが沢山ありました。
そしてここで、車体に少し傷があるためお値打ち価格になっているギュットクルームを発見!
基本価格が3大メーカー最安値のパスバビーアン(ヤマハ)より、さらに安い価格で売られていました。
自分にとって価格だけがネックだったギュットクルームが、最安値で買える!
これはもう買うしかない!
売り手の方と対面せずネットだけで高額商品をやり取りするのは不安でしたが
気になる点について問い合わせをしてみたところ、とても丁寧で誠実な回答をしてくださり、このショップなら信用できるかなと思いました。
ショップ自体のレビューも読み漁り、高評価が多かったので安心できました。
そして、無事商品が届き、運命の自転車とご対面。
しっかり整備されており、バッテリーも満タン!
まったく問題なく乗ることができました。
購入ポイントまとめ
全体を振り返ると
- 価格
- チャイルドシートの安全性への信頼感
この2つが今回購入を決める上で1番大きなポイントとなりました。
購入時期について
実際に私が買ったのは、4月入園直前。2022年3月の楽天スーパーセールでした。
自転車屋さんによると、型落ち製品を狙う場合、この時期は発注が増えるため品切れになる確率が高いそうです。
狙いの自転車が決まっている場合は、早めに購入することをお勧め致します。
早めに買っておいた方が、自転車に乗せる練習もしっかりできるのでお勧めです。
これにて子乗せ電動自転車~購入編~は終了です。
ご覧いただきありがとうございました!
使用開始後のレビューも書いておりますので、ぜひご覧ください。
コメント