しっかりした作り・機能性があるにもかかわらず、コンビやアップリカなどの有名メーカーより安い!と人気のネビオ(Nebio)のチャイルドシート。
その中でも、360度回転・ISOFIX・新生児~11歳頃まで対応のロングユースというハイスペックモデルが「クルピットロングユース(CuruPit)」と「ターンピット(TurnPit )」です。
ぱっと見たスペックはほぼ同じの両者。果たしてどこに違いがあるのか…?
そこで今回は、クルピット・ターンピットの違いを口コミを含めて徹底的に比較していきます。
クルピットとターンピット、どっちがいいの?具体的な違いが知りたい!という方の参考になれば幸いです。
クルピット・ターンピット【比較表】
まず始めに、基本情報を表で比較します。
クルピット | ターンピット | |
---|---|---|
対象年齢 | 0~11歳頃 | 0~11歳頃 |
適応体重 | 2.5~36kg | 2.5~36kg |
適応身長 | 40~140cm | ― |
サイズ | 幅44 x 奥行き58 x 高さ62~82cm | 幅49cm×奥行き53cm×高さ65cm |
重さ | 10.9kg | 13.3kg |
安全基準 | R129 | R44/04 |
ヘッドレスト調節 | 9段階 | 8段階 |
シートロック位置 | 2カ所 | 4カ所 |
素材 | 本体:ポリプロピレン シート生地:ポリエステル インナークッション:ポリウレタン | 本体:ポリプロピレン カバー生地:ポリエステル インナークッション:ポリウレタン サポートレッグ:スチール(圧延鋼材) |
カラー | ブラック・グレー | ブラック・グレー・ネイビー・ブラウン |
価格 | 24,800円 | 21,800円 |
購入する | 購入する |
クルピット・ターンピットの共通点
- 0~11歳頃まで対応
- 360度回転式
- ISOFIX
- リクライニングは4段階
- お手入れ方法は「手洗い」
クルピット・ターンピットのどちらも360度回転式・ISOFIX・0~11歳までのロングユースです。
以下、細かな違いを詳しく解説していきます!
サイズ・重さ
- ヘッドレストを一番下げた状態
- リクライニングを一番倒した状態
- レッグサポート・ISOFIXコネクター含まず(クルピットはISOFIXコネクターを収納した状態)
後ろ向き使用時は、横幅・奥行きはターンピットの方が大きく、高さはクルピットの方が大きいです。
- ヘッドレストを一番下げた状態
- リクライニングを一番起こした状態
- レッグサポート・ISOFIXコネクター含まず
前向き使用時は、横幅はターンピット、奥行きはクルピットの方が大きいです。
高さはほぼ変わりませんが、クルピットの方がヘッドレストの可動域が広くなっています。
重さはクルピットが10.9kg・ターンピットが13.3kgで、クルピットの方が軽いです。
安全基準
クルピット | ターンピット |
---|---|
ECE-R129 | ECE-R44/04 |
クルピットの一番の特徴とも言えるのが、チャイルドシートの新しい安全基準「R129」に適合しているという点です。
- 側面(ドア側)からの衝突試験が追加
- 体重に合わせた基準⇒身長に合わせた基準に変更
- ダミー人形に計測センサーがつけられ、より精密に体にかかる負荷を測定できるようになった
- 衝撃の影響が少ない「後ろ向き」の使用期間が長くなった
R129は従来のR44/04よりも厳しい安全基準になっており、より安全性の高いチャイルドシートになっています。
ヘッドレストの調節
ヘッドレストは、クルピットは9段階(最大上下幅22cm)・ターンピットは8段階の調節が可能です。
少しの差ですが、クルピットの方がより細かく調節できるようになっています。
シートのロック位置
クルピット | ターンピット |
---|---|
2カ所(前後のみ) | 4カ所(前後+90度真横) |
クルピット・ターンピットとも360度回転しますが、
クルピットは前後の2カ所だけでロックがかかる一方で、ターンピットは真横も合わせて4カ所でロックがかかります。
ターンピットは横で固定させながら乗せ下ろしやお世話をすることができます。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、クルピットがブラック・グレーの2種類
ターンピットはブラック・グレー・ネイビー・ブラウンの4種類です。
ターンピットの方がカラーバリエーションが豊富で車に合わせやすいです。
適合車種
適合車種はターンピットの方が多いです。
トヨタのタンク・ルーミー、ダイハツのトールなどはターンピットしか取り付けができません。
適合車種をしっかりと確認してから購入するようにしてください!
口コミ;それぞれのデメリット
クルピット・ターンピットの口コミをデメリットに絞ってまとめます。
高評価の口コミはどちらも「360度回転・ISOFIX・ロングユースの機能でこの価格はコスパが良い‼」という声がほとんどだったので、省略します。
- バックルが硬い
- バックル部分のベルトが短い
- 回転させるとシートに当たる
- リクライニングが浅い
- 肩ベルトパッドが取り外しにくい
- ヘッドレストが硬め
- バックルが硬い
- 肩ベルトが短い
- 回転させるとシートに当たる
- リクライニングが浅い
- 重くて取り付けが大変
- 走るとカタカタ音が鳴る
どちらも「バックルが硬い」「ベルトが短め」「回転させるとシートに当たってしまう」という声が多かったです。
リクライニングについても、どちらとも”浅い(あまり倒れない)”という声がありましたが、クルピットの方が指摘が多い印象でした。
また、ターンピットは「がたつきがある」「カタカタ音が鳴る」という声がありましたが、これはスムーズに回転させるためのあそびによるもので、不具合・欠陥ではありません。
回転する構造上、ガタツキをゼロにすることは出来かねる状況でございます。
しかしながら、衝撃を受けても大丈夫な最小のガタツキ、プラス回転もスムーズに行える範囲で設定させて頂いております。
ネビオ公式楽天市場店・口コミに対するコメントより
ちなみに、我が家はターンピットを購入して使用しています。詳しいレビューをまとめているので、参考になさってください。
まとめ;おすすめはどっち?
以上の情報から、おすすめをタイプ別にまとめます。
できるだけ安全性が高い方がいい
コンパクトな方がいい
軽い方がいい
ヘッドレストを細かく調節したい
ハイスペックモデルをできるだけ安く手に入れたい
シートにゆとりがある(大きめの)方がいい
横向きで固定させたい
豊富なカラーから選びたい
クルピットは前向き使用時の奥行きこそターンピットより大きいものの、全体的にターンピットより小さく軽い作りになっています。
また、新しい安全基準R129に適合している、という点は大きなメリットです。
一方、ターンピットはシートが幅広くゆとりがあり、クルピットより安く手に入れられる点がメリットです。
2023年10月現在クルピットは売り切れていますが、ターンピットは安定して手に入れることができ、楽天市場での評価も高いです。
旧基準とはいえ、ターンピットも安全基準R44に適合している安全なチャイルドシートなので
回転式・ISOFIX・新生児対応の機能があるチャイルドシートを少しでも早く・安く手に入れたいという方にはターンピットがおすすめです。
このように、何を重視するかによって最適なチャイルドシートは変わってきます。
スペックをよく比較し、それぞれのご家庭に一番合ったチャイルドシートを選択してみてください。
ネビオのチャイルドシートで、おでかけがより楽しくなりますように!
ご覧いただきありがとうございました!
コメント